夏服パースぺクティヴ(角川単行本)

2013年01月13日 19:55


夏服パースペクティヴ (樋口真由“消失”シリーズ)夏服パースペクティヴ (樋口真由“消失”シリーズ)
(2012/11/01)
長沢 樹

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「消失グラデーション」の続編。 可愛すぎる探偵“樋口真由”の転校前の活躍を描いたシリーズ第2弾。
前回は誰も死んだりしませんでしたが、今回は本格的に殺人事件が!?
夏服パースペクティヴ」(長沢樹著/角川単行本
作品紹介

私立都筑台高校2年生にして、弱小映研部長の遊佐渉は、新進気鋭の女性映像作家・真壁梓が、夏休みを利用して行うビデオクリップ制作のスタッフとして、撮影合宿に参加することに。そこには、美貌の1年生樋口真由の姿もあった。かくして、廃校となった中学校の校舎を改装して作られた山の中のスタジオでの撮影合宿が始まる。しかし、キャストとして参加していた女子生徒の一人が撮影中に突如倒れ込む…。なんとその生徒の胸には、クロスボウの矢が深々と突き刺さっていた!?真由は残された映像をもとに超絶推理を始めるが、合宿は凄惨な殺人劇へと変貌してゆく―。

☆ ビデオクリップ撮影中に起こった殺人事件。 樋口真由再び。

今回「夏服パースペクティヴ」を読んでみて思ったのは、これは綾辻行人作品で言うところの「水車館の殺人」なんだということ。 ミステリーに明るくない人には、何がなんだかさっぱりだとは思いますが(笑)。
前回の「消失グラデーション」が「十角館の殺人」だというと、どんなトリックが使われているかわかってしまうかもしれないですが…。

冒頭、狂った殺人鬼に監禁された者同士による陰惨な殺し合いシーンから始まる本作。
前回に比べると、随分とトーンの違う始まり方にちょっととまどいましたが、ようやく本格ミステリーっぽくなってきたということでしょうか。 今回はMV制作現場が舞台ということで、ちょっとだけ映画関係の薀蓄が出てきてちょっと(どう見ても北野武監督をモチーフとした話が出てきて笑った)。
トリックに関しては、前回のあの大技に比べたらどうしても地味になってしまいますが、それでもよく考えられてます。タイトルの「パースペクティヴ」がどういう意味なのか、気にしながら読んでみるといいかも。

それにしても樋口真由です。 今回もいろいろ走り回ってます。 前作を読んでいるとニヤッとできるシーンもありますが(遊佐と真由の二人のシーンの所が特に)、読んでないとダメというわけではなくて、本作単体で楽しめるのは嬉しいですね。 こういう所、ライトノベルとは違いますね。

☆ 撮影現場で起きた事件と、監禁事件との繋がりは?

映像作家・真壁梓のキャラがなかなか掴みづらいですが、映画監督特有の気難しさと捕らえればいいんだろうか。
なんかこの人の場合、実際に人が死んでもなんとも思わなさそうな気がする。 でも世界の映画監督の解説本とか読むとなかなかエキセントリックな人が多いんですよね。 だから真壁梓さんの造詣はリアリティあるのかも。

ところでこのシリーズ第3弾あるのかな? 早く読んでみたいと思うけど、その前に「消失グラデーション」が文庫化しそうな気がする。どっちにしても長沢先生の新作早く!

総評

ミステリー小説最近多いな~。 「氷菓」も最新刊までたどり着きたいし、もうちょっとこの方面は推し進めていきたいな。もちろんライトノベルと並行して。

消失グラデーション 感想



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