子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき(角川スニーカー文庫)

2012年11月21日 20:44


子ひつじは迷わない  贈るひつじが6ぴき (角川スニーカー文庫)子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき (角川スニーカー文庫)
(2012/08/31)
玩具堂

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記念すべき角川スニーカー文庫レビュー50冊目は、『子ひつじ』シリーズですか。
今回は4巻に続いて2回目の長編。雪の山荘という、いかにもな舞台で、“殺人事件”の謎にツンダラ娘が挑む。
子ひつじは迷わない 贈るひつじが6ぴき」(玩具堂著/角川スニーカー文庫
作品紹介

クリスマス直前に「迷わない子ひつじの会」に持ち込まれた一つの依頼―それはある殺人事件の謎を解くことだった!?かくして吹雪に閉ざされた山荘を舞台に“なるたま”たちと怪しげな住人たちとの奇妙な推理劇が始まる!!…はずなんだけど、何故か佐々原と恋人を演じたり、会長と一緒に寝ることになったりと、毎度の如く大騒ぎになる「子ひつじの会」のメンバーたち。やがて仙波のサンタ姿を前にとうとう“なるたま”が―。

☆ 雪の山荘で“殺人事件”の謎にツンダラ娘・仙波が挑む。

シリーズ6巻目にして、ようやくミステリーっぽい題材だ!と思ったら、山荘の住人である姉妹が、とある人物の死が“殺人事件”に違いないという根拠も何も無い頼りないもので、やっぱり今回もミステリー?と最後に疑問符がつく展開になりましたね。 このシリーズは“日常の謎”ミステリーの枠を借りた、何でもありの作品だということを忘れそうです。
でも最後の仙波の推理を聞くシーンは、様になってましたよ。

なんだかんだで、この作品は三月と仙波の間で揺れるなるたま君の、ラブコメ主人公な立ち位置を楽しむ作品なんだって改めて思いましたね。 今回は三月さんの独占欲の強さがかなり前に出ていました。 付き合うとしたら、これ以上なくメンドクサイタイプですね(笑)。 なるたま君のこれからいろいろ心配です。 それでもクライマックス前、絶対に帰ってきてくださいと言う三月さんはマジ美少女でした。
そしてもう1人のヒロインであるツンダラ娘は、今回もメンドくさそーな顔をしながら、やっぱりついて来ますね(笑)。
最後以外はあんまり見せ場が無い彼女ですが、その最後はこのシリーズの“探偵役”としての役割をきっちりこなす名推理。
ネタバレになってしまうけど、“大切な人の事故死が認められなくて、殺人事件としてしまおう”なんて、はた迷惑以外の何者でもないんですが、推理を披露することによって姉妹を前に向かって進ませるという展開は、ちょっと考えたな~。

☆ シリーズは一旦中断。次回作は新作。

あとがきにもありますが、このシリーズは一旦中断という形になるようです。
正直このシリーズ、ライトノベル作品という事で考えると、ちょっと地味すぎるというか、いや、嫌いじゃないんだけど、感想書き辛いというか…。 ここらで仕切りなおして新作というのもいいと思います。
先生によると全然違う方向の作品になるということですが、どんな作品になるのか楽しみです。

総評

少しの間、ツンダラ娘たちの推理が見られなくなるのは淋しいですが、とりあえず玩具堂先生の新作の刊行を待ちたいと思います。

子ひつじは迷わない 騒ぐひつじが5ひき 感想
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