ホラーアンソロジー2 "黒”(ファミ通文庫)

2012年11月18日 12:25


ホラーアンソロジー2 “黒ホラーアンソロジー2 “黒" (ファミ通文庫)
(2012/08/30)
日日日、ほか 他

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以前紹介したファミ通文庫ホラーアンソロジー」の第二弾。
表紙は明らかに今回の方が怖いです…。
ホラーアンソロジー2 "黒”」(日日日他著/ファミ通文庫
作品紹介

あなたは何を、誰を信じますか――?

お兄ちゃんを愛してる――。噂の“深夜の移動図書館"に足を踏み入れてしまった兄妹の悲劇……日日日の贈る『鶴見さんの恩返し(を見てはいけない)』、佐々原史緒『彼女はそこにいる』、石川博品『平家さんて幽霊じゃね』、森橋ビンゴ『彼女はツかれているので』のWEB掲載作に、ホラーの鬼才・綾里けいし、櫂末高彰、関根パンの書き下ろしを加えた全7篇で贈る、夏の夜のラノベホラー第2弾!

☆ ライトノベル作家が挑む、ホラー作品集第二弾!

もうすっかり冬になってしまいましたが、“夏の夜”のラノベホラー作品集第二弾です。
今回は他レーベルでも活躍する日日日氏や、前回いた綾里氏が続投で、わりと豪華な作りになってます。
全体的に思うことなんですが、ライトノベル作家でホラー好きな人って、希少なのかな?
だから正直そんなに怖くない作品も多数。

鶴見さんの恩返し(を見てはいけない)」(日日日著)
お兄ちゃん大好きな妹とその兄。 ある日妹が調べていた“深夜の移動図書館”という都市伝説を二人で調べに行くことに。 それが恐怖への入口になるとも知らず…。
様々なレーベルで活躍する日日日氏のガチホラー。 正直本作で一番ホラーしています。
二組の兄妹のパートを交互に語っていって、どういう風に繋がっていくのか、構成の面でも凝っている作品。
猟奇的な要素もたっぷりで、かなり楽しめました。

こんな夜には」(櫂末高彰著)
五月の満月の夜、僕は真っ暗な学校でキリカという少女に出会う。 彼女との逢瀬が続いていったが、クラスでは真夜中の学校に“自殺した生徒の霊”が出るという噂が立っていて…。
「学校の階段」シリーズの櫂末高彰氏の作品。 ぶっちゃけオチは途中で読めるんですが、最後感動で終わるのがいいですな。

彼女はそこにいる」(佐々原史緒著)
親の都合で以前住んでいた町に帰ってきた真鍋。 歓迎会で小学校校舎に呼び出された彼は、他の誰もやってこないことに腹を立てるが、その日から以前のクラスメイトたちが次々と謎の死を遂げ・・・。
漫画家としても活躍する佐々原氏の作品。 何年経っても、ずっと憑いてくる恐怖。

平家さんって幽霊じゃね?」(石川博品著)
部員わずか2名の「カルトゲーム研究会」に所属するツカサ。 ある日転校してきた少女・みるくから「平家式子って、幽霊だよね?」と指摘される。 平家とは小さい時からずっと一緒に過ごしてきたのだが…。
「耳刈りネルリご入学万歳万歳万々歳」の石川氏によるコメディ色が強い作品。 たまにはこういうのがあってもいいでしょう。

彼女はツかれているので」(森崎ビンゴ著)
入学式の自己紹介で「人面疽に憑かれているので、近づかないで下さい」と言った堂島冬子。
当然ながら腫れ物扱いされるようになったが、肝心の人面疽はどう見ても落書きで…。
「東雲侑子は短編小説をあいしている」シリーズの森崎氏の作品。キャラ付けに失敗したイタイ人のように見えて、実は・・・という話。 ちょっとだけ共感。

眠れずの部屋」(関根パン著)
今は使われていない真夜中の学生寮に忍び込んだ『現象研究愛好会』の女子三人。
3人は心霊現象の報告のため、それぞれ怪談を披露することに。 3人が語る怪談は、根も葉もないものばかりだったのだが…。
「キュージュツカ!」の関根パン氏の作品。ちょっとこじつけ臭いですが、心霊スポットくさいところで怪談なんてするもんじゃないという話。

クローズドアンツ」(綾里けいし著)
彼女である瑠璃子の忠告も無視、学校にも行かず自分の部屋に引きこもっている江一。
そんな彼はある日、自分の体を蟻が噛み付いているのに気がつく。
それからというもの蟻は連日工一の体をかじり続け、ついに小指が取れてしまい…。
“赤”に引き続き綾里氏の「奇妙な味」の作品。 なんというかホラー好きな人の短編という感じですね。
こういう話を思いついてしまうあたり、綾里氏と私って感性が合うのかもしれない。

☆ ライトノベル作家は、ホラーが苦手!?

しかしさっきも書いたけど、ライトノベル作家の人たちって、ホラー苦手って人多いですね。
だからどうしてもホラーをよく読んでる自分としては、ちょっと物足りなく感じてしまう。
そんな中でも、日日日氏と綾里氏はさすがだな~って思いました。 やっぱり書き慣れている人は違う。

総評

もうちょっと早く読めばよかったな~。 ただでさえ寒くなってきているのに、さらに寒くなってしまった(笑)。
でも面白いんで、気になったらどうぞ。

ホラーアンソロジー1 “赤” 感想

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