サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄(講談社文庫)

2012年11月09日 23:52


サイコロジカル 下 (講談社文庫 に 32-5 西尾維新文庫)サイコロジカル 下 (講談社文庫 に 32-5 西尾維新文庫)
(2008/10/15)
西尾 維新

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上巻に引き続き、下巻。
当然と言えば当然ですが、下巻の方がかなり燃えます。 というか、「クビキリサイクル」以来、久しぶりにちゃんとミステリーしてましたね。
サイコロジカル(下) 曳かれ者の小唄」(西尾維新著/講談社文庫
作品紹介

混乱&疾走!そのロジックの行き着く先は?研究所での恐るべき情景は、事件の終わりでなく、始まりに過ぎなかった。タイムリミットが迫るなか、「ぼく」は真相に辿り着けるのか……絶好調・戯言シリーズ!

☆ 兎吊木密室殺人。 タイムリミットが迫る中、犯人を見つけ出せるのか?

いわゆる解答編な「サイコロジカル」下巻。 前回ラストで発生した兎吊木の密室殺人。 博士によって監禁されてしまったいーちゃん達が、侵入者・石丸小唄の協力を得て、事件の真相に迫る内容。
前回が登場人物の紹介で終わってしまい、ちょっと物足りなかったのに対して、今回はいろんな意味で盛り上がりが凄かった。 いーちゃんの反撃、兎吊木の質問への答え、兎吊木殺しの犯人当て、驚愕のトリック。 「クビシメ」「クビツリ」と、ミステリー色が弱まってたような気がしていたので、久々に『戯言』ミステリーを堪能できてよかった。
前回期待していた通り、兎吊木の質問への答えがありましたね。 あれにはちょっと感動した。 いーちゃんがちょっとカッコイイ。 まだ自分の気持ちに戸惑いがあるのがなんとも。
事件の推理そのものもそうだけど、檻から脱出したいーちゃんが、研究員達に追いかけられる展開は、それだけで楽しいな。 こういう展開のおかげで、推理パートの冗長さが見事になくなっています。
それにしても、石丸小唄カッコいいな~(笑)。
拳銃向けられた時のやり取りが、すごく中二臭いですが、これはいい中二病。 実際スゲー強いですし(最後に明かされますが、なんてったってあの人ですから)。
「クビキリ」の時もそうだったけど、事件に使われてるトリックが相変わらず狂ってます。 この『狂気』が「戯言」シリーズっぽい。
ともあれ、久しぶりにミステリーな「戯言」を堪能させていただきました。

☆ 次回から何が始まる?

今回の「サイコロジカル」で、玖渚の率いていた“チーム”のメンバーが明らかになりましたね。
う~ん、それにしてもみんな二つ名持ちか(笑)。 やっぱり天才達は一味も二味も違う。
なんというか、今回の話は『天才と凡人の絶望的な差』というのを痛感させられる話だった気がする。

次回は「ヒトクイマジカル」。 シリーズ中もっとも分厚い作品。
そのあとは「ネコソギラジカル」上中下だし、『戯言』シリーズが佳境になってきたのを感じます。

総評

「クビツリ」が個人的にはイマイチだったんで、久々に『戯言』が面白かった回。
次回がちょっと大長編なので、心してかかりたいと思います!

サイコロジカル(上) 兎吊木垓輔の戯言殺し 感想
クビツリハイスクール 戯言遣いの弟子 感想
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クビキリサイクル 青色サヴァンと戯言遣い 感想



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