憂鬱なヴィランズ(ガガガ文庫)

2012年10月31日 21:45


憂鬱なヴィランズ (ガガガ文庫)憂鬱なヴィランズ (ガガガ文庫)
(2012/08/21)
カミツキ レイニー

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「こうして彼は屋上を燃やすことにした」のカミツキレイニー氏の新作は、異色能力者バトル!
おとぎ話の“悪役”に魅入られた人間たちの闘いは、何を見せてくれるのか?
憂鬱なヴィランズ」(カミツキレイニー著/ガガガ文庫
作品紹介

その絵本を読む者は悪(ヴィラン)に染まる

「赤ずきん」の嘘つきオオカミ、「白雪姫」のいじわる王妃、「青髭」の殺人公爵など、童話やおとぎ話の悪役たちが勝利するという最悪の結末が描かれた絵本【ワーストエンド・シリーズ】。
その中に棲む悪役たち(ヴィランズ)は、絵本を所有した人間に取り憑き、その醜い欲望を剥き出しにする――。

親友の失踪、バスジャック事件、高校生・笠木兼亮の周囲で起こる異変の数々は、これから始まるさらなる事件への前兆だった。そして、蒼い目を持つ少女・帯刀月夜と出会った瞬間から、彼は不可思議な戦いの渦に巻き込まれていくことになる。悪役(ヴィラン)に借り受けた異能力を使い、罪を犯す者と、それを阻止する者たち。互いの能力を駆使し死力を尽くした戦いの幕が上がる。

第5回小学館ライトノベル大賞ガガガ大賞受賞『こうして彼は屋上を燃やすことにした』で鮮烈なデビューを飾ったカミツキレイニー、待望の新作!

☆ その絵本を読んだものは、悪に染まる。 異色能力者バトル!

この本を読むにあたって、著者の前作「こうして彼は屋上を燃やすことにした」に対して、自分がどんな感想を書いたのか忘れてしまったので(笑)、ちょっと読み返してみました。 なんか微妙な感想が書いてあった…。 何故自分はこの本を買ってしまったんでしょうか?

前作とはうって変わって、おとぎ話の悪役たちが勝利する結末が描かれた、『ワールドエンド・シリーズ』という絵本を巡る異能力バトルなんですが、う~ん、ちょっと弱いと言わざるを得ない…。
なんというか、主人公の性格が掴みづらくて、ノッて読めなかったな。 メガネで終始丁寧語、思い出したように始まる漫才のようなやり取り。 この辺は前回から引き続きだけど、今回のどっちかというとダークなメルヘンな作風を考えると、漫才みたいなやり取りが、悪い意味で浮いちゃってるような気がします。 というか、ぶっちゃけ合ってない…。
この作品、どうやら続き物みたいだし、導入の部分だから、もっとインパクトのあるものにしないと、続きを読んでくれないと思うんですが、そういう意味でこの作品はかなり心配。
ぶっちゃけテンプレでもいいから、もうちょっとシンプルな話に出来なかったものか。 冒頭のバスジャックといい、親友の失踪を巡る話、中途半端な中二病展開、そしてさっきも述べた主人公の性格、何もかもがチグハグのまま終わってしまったというのが最終的な感想。

☆ 2作続けて、微妙だった…。

2作続けて微妙ってのは、ちょっとまずいんじゃないか。
作品の内容に対して、あとがきのテンションの高さが、虚しさを助長しているような。
帯刀、千鳥をはじめとしてイラストのキャラは可愛いけど、最近それだけでは満足できなくなってきたのは、自分が成長したせいでしょうか。

総評

なんか続かない人の典型例になりそうな気がするな、この著者…。
鮮烈デビューしても、そのあと続くかどうかは、わからないもんですね。

こうして彼は屋上を燃やすことにした 感想

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