人類は衰退しました2(ガガガ文庫)

2012年10月30日 22:26


人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)人類は衰退しました 2 (ガガガ文庫)
(2011/11/18)
田中 ロミオ

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前回から引き続き、田中ロミオ祭。
このちょっとブラックな感じのメルヘンストーリーはクセになりそうです。
人類は衰退しました2」(田中ロミオ著/ガガガ文庫)
作品紹介

わたしをすくう?? スプーンとバナナ。

わたしたち人類がゆるやかな衰退を迎えて、はや数世紀。すでに地球は“妖精さん”のものだったりします。そんな妖精さんと人間との間を取り持つのが、国際公務員の "調停官"であるわたしのお仕事。……なんですが。高い知能を持つ妖精さんのまわりは 不思議なことだらけ。 理解不能なおかしな道具を創って、わたしの身体を小さくしたり。現場復帰する祖父の 助手さんのお迎えに、何度も何度も行かせたり。……そんなこと、報告書には書けません! えっ? わたしが一因? ではないですよ!? お疲れの脳に刺激と安らぎを与える1冊。

☆ 小さくなったり、時間を繰り返したり…。 ちょっぴりブラックメルヘン第二弾!

今レンタルでアニメ見てるんですが、まったく原作の順序でやってないですね(笑)。
というわけで、第二巻。 今回もメルヘンなストーリーの中にちょっぴり毒が入ってます。

前半はわたしちゃん(名前無いんだよな~)が、妖精さんの作り出したスプーンによって、なぜか体が妖精さんサイズになってしまう話。 小さくなって、自然界の厳しさを体感します。 おやゆび姫みたいな話の中に、そこはかとなく漂うブラックな味にクスリとさせられるな~。 見る視点の高さで、ただのオコジョが獰猛なモンスターだったり愛くるしいペットになってしまうのですね。 あとハムスターたちのやり取りが何か可笑しい。
スプーンの数値が何を意味するのかわかって、どんどん文章が低レベルになってくのは、面白かった。
そこここに挟まれるFINの文字や、その直後に入る編集部コメントといい、遊び心に溢れてますね。

で、後半はなんというか「エンドレスエイト」みたいな話。
時間が繰り返すのは当たり前だけど、最後にそれまで繰り返したわたしちゃんが、みんな複製されちゃうところが新しい。 どうでもいいけど、時間を繰り返す切れ目が、バナナで滑って転ぶって(笑)。
だけどこの作品、ちゃんとしたSF的な内容を、大したことないように、さらっとやってしまいますね。そこがこの作品の凄いところなんですが。

☆ 妖精さんの発明品に、驚きっぱなし。

この作品って、なんだかドラえもんみたいな話ですよね。
妖精さんの発明品が、毎回毎回ハイクオリティとかいうレベルをはるかに超えるものばかりで、ある意味ドラえもんより哲学っぽいところに近づいている気がする。
それにしても、この巻の話はアニメでは何話でやるんだろうか。って、そんなの調べればいいんですけど。
たぶん3巻も買うんだろうな~。 ほんとこの人の作品はどれもクオリティ高いってことが、ここ最近の2冊でよく分かった。

総評

「人類は衰退しました」のDVD今の所2巻まで見たんだけど、沢城さん演じるYが出てきて同類誌を作る話は、どの巻でやるのでしょう? 3巻以降の話も楽しみです。

人類は衰退しました1 感想



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