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マグダラで眠れ(電撃文庫)

2012年09月12日 20:56

マグダラで眠れ (電撃文庫)マグダラで眠れ (電撃文庫)
(2012/07/10)
支倉 凍砂

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「狼と香辛料」の支倉凍砂先生の新シリーズ開幕!
錬金術師と修道女が“マグダラの地”を目指すファンタジー!!
マグダラで眠れ」(支倉凍砂著/電撃文庫
作品紹介

人々が新たなる技術を求め、異教徒の住む地へ領土を広げようとしている時代。錬金術師の青年クースラは、研究の過程で教会に背く行動を取ったとして、昔なじみの錬金術師ウェランドと共に、戦争の前線の町グルベッティの工房に送られることになる。グルベッティの町で、クースラたちは前任の錬金術師が謎の死を遂げたことを知る。そして辿り着いた工房では、フェネシスと名乗る白い修道女が二人を待ち受けていた。彼女の目的は、クースラたちの“監視”だというが―?眠らない錬金術師クースラと白い修道女フェネシスが紡ぐ、その「先」の世界を目指すファンタジー、開幕。

☆ 錬金術師・クースラと、白い修道女フェネシスの出会い。

「狼と香辛料」の3巻を買うか買わないか、悩んでいるうちに新シリーズが始まってしまった・・・。
今回は錬金術ということですが、某鋼のアレとは違って、限りなく地味な展開。 でも読ませてしまうのが支倉先生のの凄いところ。
ファンタジーと銘打ってありますが、ファンタジー要素は後述する“アレ”の部分しかなくて、ほとんどは主人公の錬金術師・クースラと同じく錬金術師のウェランドが工房で、現在で言うところの科学の実験のような作業をするシーンがほとんど。 でもここで披露される知識がなかなかためになって面白い。 ファンタジー要素が無いのに読ませる理由は、この部分が本当に面白いから。 そして平行して描かれる、前任の錬金術師の死の謎を追うミステリーの要素もあって、地味ながら、構成の上手さが光ってます。
本作のヒロイン・フェネシスは、前作のホロと違って、物静かで前に出てくるタイプではないですね。 最初はクースラの監視役として派遣された彼女ですが、段々とクースラとの関係が変化していくのはお約束。 でもその過程が上手いなー。 テンプレなんて絶対言わせない。

でも本作を読み終わって、一番最初に思ったことは、
またケモノ耳かよ! ってこと(笑)
ホントに好きですね、支倉先生は・・・。 というか、このシリーズは前作「狼と香辛料」との繋がりは無いんでしょうか?

☆ “マグダラの地”の意味。

先ほどから何回も出てくる“マグダラの地”というのは、実際の土地ではなくて、錬金術の果てに達する境地みたいな意味。 この言葉が、このままの意味でも、クースラとフェネシスの未来、行く先みたいな意味でも使われているのが素晴らしい。 正直シリーズとなっていますが、この先がどういう風に展開していくのか全く分からないので、彼らのマグダラの地がどんなものなのか、ちゃんと見ていこうと思います。

総評

本作を読むと、支倉先生が資料を読み込んだんだろうなって描写が、随所に見られます。
ライトノベルでも、こういう専門知識を生かした作品だと、読み応えあります。
と言うわけで、2巻に期待!

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