おおかみこどもの雨と雪(角川スニーカー文庫)

2012年08月27日 21:13

おおかみこどもの雨と雪 (角川スニーカー文庫)おおかみこどもの雨と雪 (角川スニーカー文庫)
(2012/07/31)
細田 守

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よく考えたら、もうすぐ映画を見に行ってから、1ヶ月なんだな・・・。
ポスターのあのビジュアルしか知らない人は、この表紙の3人を見ていったいどんな話なんだと気になると思います。
おおかみこどもの雨と雪」(細田守著/角川スニーカー文庫
作品紹介

人間の姿をした“おおかみおとこ”に恋をした大学生の花は、やがて“雪”と“雨”という姉弟を授かる。人間とおおかみ両方の顔をもつ“おおかみこども”であることを隠しながら家族はひっそりと幸せに暮らし始めるが、突然“おおかみおとこ”に死が訪れる。残された花は雪と雨とともに、都会を離れて田舎に移り住むことを決意するが―!?細田守監督初の小説がスニーカー文庫版で登場。

☆ 細田守監督最新作にして、初の原作小説!

おおかみこどもの雨と雪」原作小説。 角川文庫と角川スニーカー文庫で発売中です。 「Another」以降、一般とラノベのレーベル両方で出すパターンが増えてきましたね。 「おおかみこども」が発売されたことを受けて、細田監督の前作「サマーウォーズ」も角川スニーカー文庫版が登場。
原作小説を読みながら、1ヶ月前に見た映画のシーンを思い出しておりました。
ぶっちゃけると、この本自体は、映画をそのままノベライズしたという感じなんで、これだけだと物足りないかもしれないけど、これが映像になると、本当に良いんだ・・・。 やっぱりアニメの演出ってすごいんだな~と改めて思いました。
だからこの作品は、本を読んでアニメを見た時の、演出家としての細田守監督の凄さを再確認するための作品だと個人的には思ってます。

さて内容、というか作中で好きなシーンについて少々。
まず花とおおかみおとこ(彼)との出会いのパート。 以前映画の感想を書いたときにも触れたけど、彼が川に浮いてるシーンはなんか生々しかった。 ごみ収集車で回収されるシーン含めて。 この辺、黒の画面でつないでるおかげで、映画らしいなって思いました。 全体的にいえることなんだけど、この映画って静かなシーンが多い分、逆に怖いんですよね。
その後、姉の雪と弟の雨を育てていくシーン。 映画館でもそうだったけど、病気になった雪を、動物病院か、小児科に連れて行くべきか迷うシーンは、笑い声がありましたね。 とにかく二人が元気よく動いているシーンが素晴らし過ぎる。
都会の生活に見切りをつけ、田舎に引っ越してからのシーンは、「となりのトトロ」とは違い、田舎の厳しさも描きつつ、かといって嫌味にならないストーリーになってます。 でも韮崎のじいさんみたいな人は、田舎に限らず近くにいるような気がします。

☆ 雪と雨、人間とオオカミの道。

あんまり内容喋っちゃうとアレなんで、後半のお気に入りのシーンについてだけ。
個人的には、雪が草平に対して、自分がオオカミであることを告白するシーン。このシーンが最高に良かった!
この映画のある意味一番の山場でしょう。 このシーンはDVDが出たら是非見てほしいシーン。
最近のジブリ映画でも、こんなにドキドキするシーンは無いですよ。 台風で雨と風が吹き荒れている中、誰もいない教室で告白・・・、イイ・・・。 このときのカーテンの揺れ具合と、雪がオオカミに変化する演出がもうね・・・。

こっちがメチャメチャ良かった分、花と雨のシーンはちょっと印象に残ってないな~。 いや素晴らしいことには変わりないんですけどね。

なんかもう1回頭の中で上映会した気分。 本しか読んでないという人は、実にもったいないことをしているよ!
まだやってる(はず)から、劇場へ!

総評

とにかく映画を見てください。 そして細田さんの演出の凄さに震えてください。
これしかないですね。 この本だけじゃもったいない!!

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