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フェノメノ ~美鶴木夜石は怖がらない~(星海社FICTIONS)

2012年08月14日 23:34

フェノメノ 美鶴木夜石は怖がらない (星海社FICTIONS)フェノメノ 美鶴木夜石は怖がらない (星海社FICTIONS)
(2012/06/15)
一 肇

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著者の一肇氏、最近どっかで見たなと思ったら「まどマギ」のノベライズ書いてた人じゃないですか。
というわけで今回は最近このブログで流行のオカルトストーリーです。
フェノメノ ~美鶴木夜石は怖がらない~」(一肇著/星海社FICTIONS
作品紹介

「ようこそ、こちら側の世界へ」
夜石に出逢ったやつは七日後に死ぬ。夜石は生きた人間じゃない。夜石が参加したオフ会は恐ろしい結末を迎える― 。 知る人ぞ知るオカルトサイト、『異界ヶ淵』であたかも都市伝説のごとく語られる美少女“美鶴木夜石”に出逢ってしまった「俺」こと“ナギ”。ありとあらゆる怪異を詰め込んだ青春怪談小説を、注目の新鋭・一肇があの安倍吉俊とタッグを組み紡ぎ出す!

☆ 謎の美少女・美鶴木夜石との出会い。“こちら側”へようこそ。

まずはじめに、著者名の読み方ですが「にのまえはじめ」と読むそうです。 うっかりはじめはじめとか読んじゃいそうですが、間違えないように。
さて、今回の作品「フェノメノ」は、オカルトサイトに入り浸る主人公・ナギが、サイトを通じて出会った謎多き美少女・美鶴木夜石に出会ったことで、様々な心霊スポットにまつわる怪異に巻き込まれるというストーリー。 オカルトサイトが絡む話だけあって、廃病院とかいかにもな“場所”にまつわる怪異というところがミソ。

結論から言うと結構面白いです、この作品。 怪異にまつわる話が3話収録されてますが、長すぎず短すぎずでいい感じ。 キャラクターもメインが3人ぐらいなんで、それぞれのキャラクターの掘り下げもしっかりできてますね。
なんといっても、怪異に直面して恍惚の表情を浮かべたり、いきなり吐いちゃったりする超怪しげな美少女・美鶴木と、オカルトサイトの管理人にして、夜石とは別な方向に怪しげなクリシュナさんという二人のヒロインを作り上げたところが、ベタだけどいいですね。 3話目にはなぜか温泉シーンがあるし、サービス精神があってよろしい。
最初クリシュナさんに「怪異に近づくな」と散々釘を刺されているにも関わらず、なぜか怪異に自分から飛び込んでしまうナギに、ちょっとだけ違和感を覚えますが、その理由が3話目にして明かされる構成もいい。 この方が後腐れなくてよろしい。
そしてここが一番の魅力だと思うんだけど、最後の最後でちょっとゾクッとする終わり方しているのが余韻を残しますね。 いかにも怪談っぽくて好きです。

☆ 夜石との関係の変化に、ちょっとだけドキドキ。

それにしても3話目。 夜石がナギを助けてくれる展開はいいな~。 夜石がストレートにナギにものを言わないので、余計にハラハラする。 この辺の夜石がちょっとだけガハラさんっぽく見えた。 本音をなかなか言わないところとか。
最終的にこういう展開になって、べタっちゃベタなんだけど、ここ最近の講談社BOX&星海社作品は変化球を狙いすぎて失敗している節があるから、こういうのがあってもいいと思います。 少なくとも最近読んだ星海社FICTIONSでは一番良かった。

なんか巻末を見たら、冬に続巻が出るみたいですね。 こういうのだったらいくらでも出してください。
期待して待ってますから。

総評

こういう“平均点より上”的な作品って、講談社のライトノベルでは、なかなか無いんですよね・・・。
良くも悪くも平均点がないのが、講談社の魅力ではあると思いますが・・・。
なんにしても今回はオススメです。

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