エスケヱプ・スピヰド 弐(電撃文庫)

2012年08月07日 22:30

エスケヱプ・スピヰド 2 (電撃文庫 く 9-2)エスケヱプ・スピヰド 2 (電撃文庫 く 9-2)
(2012/06/08)
九岡 望

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神速アクションラノベ第二弾。 アクションシーンにばかり目が行きがちですが、キャラクターや舞台設定なども注目です。 今回からは新キャラも登場!
エスケヱプ・スピヰド」(九岡望著/電撃文庫
作品紹介

自国の今を知るため、帝都《東京》にやってきた九曜と叶葉。 復興の進む街で、九曜は機械兵を連れた不遜な少女に襲われる。『第三皇女・鴇子』だと名乗る少女は、九曜に自らを守るように命令する。誰から何故追われているか記憶が無いと言う鴇子。 そんな彼女を九曜は訝しむが、叶葉は放っておけないと言う。 叶葉の懇願により、九曜は鴇子の情報を求め、軍の地下施設を訪れる。 そこで彼を待ち受けていたのは、全滅したはずの《鬼虫》シリーズの一人で――。

☆ 電撃小説大賞“大賞”シリーズ第二弾!!

電撃小説大賞“大賞”シリーズの神速アクション。
前回もかなりクオリティが高かったですが、今回もよくできたラノベのお手本みたいなストーリー。
九岡先生の話作りの上手さが良くわかります。
今回は新キャラが一気に4人も出てきて、どうなるかと思いましたが、特徴的な眉毛(何て言うんだっけ?)の新キャラ・鴇子と護衛の機械兵・菊丸。 そして1巻のときから予想していた通り出てきた《鬼虫》シリーズの剣菱と巴。 2巻にしてこんなに新キャラが出てきたら、描き切れなさそうな感じがしますが、九岡先生は見事にどのキャラに対しても掘り下げて魅せます。 そして4人ともキャラが立ってるのはスゴイな。
巴が鴇子と叶葉に(妖しい顔で)迫っていくあたりは、3人のキャラクターの違いがよく分かるシーンですね。
あんな幼児体型なのに、変態キャラだとは(笑)。 剣菱も飄々とした雰囲気が素敵。 《鬼虫》シリーズのキャラは多分出てくるとは思ってたけど、敵として出てくると予想していただけに、いい意味で裏切られた。
そして今回も戦闘シーンが素晴らしい。 というか戦闘シーンに至るまでの盛り上げ方がすばらしいと言うべきか。
新たに“甲虫”なる存在も出てきて、ますますこの先が気になるところ。

ところで1巻の時に比べると、九曜がかなり表情豊かになった気がしますね。
そうさせているのは、すべて鴇子なんですが(笑)。 最後に鴇子と張り合う九曜が可愛い。

☆ この“改変歴史モノ”の設定が素晴らしい。

冒頭にも書いたけど、この世界観ってラノベじゃなかなか見ないタイプの設定だよね。
この手の世界観って、まず本物の歴史をちゃんと知らないといけないんで、結構めんどくさいんですけど、この作品の場合ちゃんとその辺徹底していて、好感が持てるな。 といっても九岡先生によると、廃墟が好きでこういう作品にしたみたいですが…。

総評

ストーリーが安定しているので、3巻も期待できそうですね。
新キャラたちの活躍にも注目。

エスケヱプ・スピヰド 感想



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