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キリングシュガー(講談社BOX)

2012年08月05日 22:22

キリングシュガー (講談社BOX)キリングシュガー (講談社BOX)
(2012/06/02)
ナカオ カガク

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やっぱり買ってしまったBOX-AIR作品。 でも今回は編集部激賞というキャッチコピー&ryo氏のコメントまで付いているという特別仕様。 なんで、ほんのちょっとだけ期待。
キリングシュガー」(ナカオカガク著/講談社BOX
作品紹介

今日も「わたし」は仮病をつかって、ひとりぼっちの校庭で空を見上げて待っている。ヘリがチームメイトと一緒に「わたし」を迎えに来てくれるのを。症状を暴走させてクラスメイト16人を教室ごと消去したっていうMRD(多重現実症)患者の少女を殺すお仕事に、「わたし」を送り込んでくれるのを……。「ファンタスティックなこのお話に、現実と全く関係ないことなど実は一つもないみたい。ここには現実を生きる僕たちの全てがある」…ryo(supercell)絶賛! 選考会にて編集部全員が激賞した新たなる才能、ナカオカガクの、鮮烈なデビュー作。

☆ 妄想を現実に。 少女達は銃を手に。

第6回BOX-AIR新人賞受賞作品。 1990年生まれの若い書き手がまた現れて、ちょっと嬉しい。
さっそく感想だけど、今まで散々文句ばかり言ってきたBOX-AIR作品の中では、かなり良作品だと思いますぜ。
なんてったって女子高生がショットガン持ってチームプレイですからね。 これだけでもかなり好みの設定。 なおかつ妄想を現実にする病“MRD”という設定(生かしきれてるとは言えないですが)がSFテイストを上手く演出していて○。
でもこの作品においていちばん良かったのは、コードネームらしき名で呼ばれる彼女達の微妙な距離感。
タンゴ、エコー、ロメオ、ヴィクターと名前がセンスあって良いな。 内省的なタンゴと、男勝りなエコーの関係が百合好きな私のストライクゾーンにばっちし入ったよ。 外見美少女なのに行動が男らしいエコーがマジ良キャラ。 その彼女達の日常と、戦闘時の対比が作品の微妙な空気感を形成するのに一役買っています。 彼女たちの関係の描き方が、妙に書き慣れた感じがして、若いのにスゴイなって思った。 この辺だけ取ってみても、BOX-AIR作品ではかなり良い方。
ただやっぱりというかなんというか、BOX-AIRのダメなところがこの作品にも出ちゃってて、前から言ってるけど短いんだよな尺が。 これはナカオ先生が悪いんじゃなくて、BOX-AIRというフォーマットが悪い。
もっと長いボリュームにしていたら、確実に評価Aランク以上にしたと思うのに、なんか色々もったいないな~。
面白くなりそうな作品なだけに。

☆ タンゴの繊細さに注目。

これ主人公男だったら、散々この手の主人公を見てきたんで「もういいよ」ってなってたところだけど、女子高生にしたところが上手い。 私の好みもあるけど、鈍感な男主人公がウジウジ悩む作品は、正直もうウンザリ。
なので、ちょっとこの先の展開(あればの話ですが)が気になる作品ですね。 BOX-AIR作品で初めて続きが気になる作品でした。

総評

BOX-AIRにまた気になる人が現れて、ちょっとだけ見直してみようかな、と思った。
最近ほぼ悪口ばっかりだったんで…。

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