オカルトリック(このライトノベルがすごい!文庫)

2012年07月18日 22:38

オカルトリック (このライトノベルがすごい! 文庫)オカルトリック (このライトノベルがすごい! 文庫)
(2012/05/11)
大間 九郎

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かなーりお久しぶりの「このライトノベルがすごい!文庫」。
最近気になる作品がなかったので、しばらくスルーしてたんですが、「ファンダ・メンダ・マウス」の大間先生の新シリーズが出たということで、買ってみましたよ。
オカルトリック」(大間九郎著/このライトノベルがすごい!文庫
作品紹介

狐憑きの少年・玉藻と、超絶美女でヒッキーな探偵・ねえさんの、奇妙でふざけた、そして真摯なオカルト事件簿。自然発火、物の怪憑き、チュパカブラ……次々に起こる事件を通して描き出されるものは何か? オカルト×トリック×カラクリ=人間の幸福って、どんな物語だよ! 第1回『このライトノベルがすごい! 』大賞・栗山千明賞受賞の衝撃作『ファンダ・メンダ・マウス』の大間九郎の新シリーズ開幕です!!

☆ “狐憑”の少年&ヒッキー探偵美女の、鬼畜なオカルトストーリー!

まさか新シリーズが始まるとは思ってなかったよ。 大間先生の「ファンダ・メンダ・マウス」ですっかりファンになってから、新作が出るのを今か今かと待ってたら、まさかの新シリーズ。
“狐憑き”の少年とヒッキー美女探偵という、ありそうで割りと無い設定の作品。 ただ「ファンダ・メンダ・マウス」で見せてくれたあのぶっ飛び文体は、すこし抑え目。 でも今回はストーリーで魅せているので、大間先生の実力が本物だって確信させてくれる出来。

一応は探偵ものということで、事件に遭遇して、推理するという流れだけど、いい意味でヒネリの効いた展開が待っています。 というか結構エグイ? 狐憑きの美少年(ヒロインのイソラよりも、ヒロインっぽいって…)をはじめとして、登場キャラがアブノーマルな人たちばかり。 葛乃葉姉さんもなんだかエロイだけの人じゃなさそうだし、イソラちゃんも可愛さの裏に危険な側面が見え隠れしていて、一筋縄じゃいかなそう。
その一筋縄でいかない人たちによる、オカルト絡みのダークなストーリー3篇「パイロキネシス」「狐憑き」「チュパカブラ」。 う~ん、見事にテイストがバラバラですな(笑)。チュパカブラなんて久しぶりに聞いたわ…。
このうち「狐憑き」は、玉藻と葛乃葉がどうやって出会ったのがが描かれるエピソード0的な話。 なんですが、どうしてこんなに妖しい空気が漂っているのか。 葛乃葉と玉藻が裸で抱き合ってるイラストが、いろんな意味でヤバイような気がします。

全体的には、非常に大間先生らしい癖のある作品に仕上がっております。

☆ 新シリーズの展望は。

本作で、大間先生が短編連作もイケルということが分かって、これからの先生の活躍がますます楽しみになりました。「ファンダ・メンダ・マウス」シリーズに比べると、短編連作という形の分、続けるのは楽そうに見えるんですが…。 まあ、小説を書く作業に、楽も辛いも無いか…。
公式サイトのほうで、本作のスピンオフ「メンへラバーズ」(大間先生らしい!)という短編が掲載されております。 私もこれから読みたいと思います。

総評

また一つ楽しみなシリーズが出てきましたね!
このライトノベルがすごい!文庫」がお久しぶりなので、また気になる作品を買ってみようかな。
個人的には「魔法少女育成計画」が気になるところ。

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