嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり(電撃文庫)

2012年06月09日 23:36

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり (電撃文庫)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり (電撃文庫)
(2011/01/06)
入間 人間

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コツコツと読み続けてきた「みーまー」シリーズもついに最終巻。
長かったですが、最後にふさわしいかつ、シリーズらしい終わり方で、大変満足しています。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん10 終わりの終わりは始まり」(入間人間著/電撃文庫
作品紹介

まーちゃんが、殺人犯に攫われた。僕の元から、まーちゃんが消えた。バカップル伝説も終焉を迎えた。長瀬透殺人事件に起因する自分自身との無益な争いに精を出していた間に攫われたんだから、まったくもって笑えない。しかも犯人は、長瀬だけでなく、僕の知り合いを次々と殺してまわった人間でもある。そして、今だ犯人は逃亡中。この事件だけは、僕が終わらせないといけない。敵は二つ。殺人犯と、僕自身。内外からの挟み撃ちだ。相手にとって不足はないが、相手からすれば標的は不足だらけだろう。だからって、まーちゃんを諦めると、僕はみーくんじゃなくなる。出来る内に、出来ることを。『ぼく』が終わる前に。よーし。じゃあみんな、行ってきます。ちょいとハッピーエンドまで。

☆ 最後まで騙りに満ちた、「みーまー」シリーズ完結!!

いや~、長かった。 ここまで到達するのに、結局数年かかってしまいましたよ。
数あるライトノベルの中でも、異彩を放ちまくってきた「みーまー」シリーズの最終巻。 やっぱり最後も一筋縄でいかなかった。
9巻で長瀬を殺した『やつ』との対面、そして決着。 なんか途中まで、事件と関係ない話が続くなあと思ったら、またしても騙されたよ。 それにしても、最終巻だというのに、複雑な構成。
だいたいみーくんの口癖である「嘘だけど」の割合が少ない。 というかみーくん、途中まで出番がないぞ(笑)。
今回も仕掛けがあるので、あまり話してしまうとネタバレになってしまうのがもどかしい。 でも感動したのは、あるシーンでのまーちゃんの「こっちのみーくんがいい」発言。 相変わらず殺伐としているけど、今までのみーくんとまーちゃんの歴史が、ちゃんと生きていたことを実感できるセリフで、感動しました。

こうやって終わってしまうとなんだか淋しいですね。 毎回シリーズの最終巻を読むたびに思うことですが。
特に「みーまー」シリーズは、異彩を放っていただけに、その印象が強いです。 そういう印象があるんだけど、あとがきを読むと、なんだか入間先生がさらっと書いているような感じなので、この一見力が抜けているように見える書き方が、「みーまー」っぽいというか。
なんにしても、このシリーズはこれからも細く長く愛されるんだろうなって気がする。 流行に乗っかるんじゃなくて、自分が流行を作り出すんだ、という意気込みみたいな物を、この作品からは常に感じ続けてきましたからね。
このシリーズは終わるけど、「トカゲの王」やらメディアワークス文庫の一連の作品、さらにはメディアミックスで新たな展開もあるみたいですし、これからも入間作品からは、目が離せないみたいです。

☆ 最後はアンタかい!?

それにしても最後がああなるとは思わなかったよ。 だって存在を忘れてたもん(笑)。
この本筋に関係なく、さらっとサブキャラのその後とかを混ぜてきちゃうところが好き。
入間作品には、現実のシビアさを感じさせるような妙にリアルな空気感があって、その辺新鮮でもあり、せめてフィクションでは夢を見たいと思っている自分としては、そのリアルさが辛かったりもするんですが、そんなリアルな世界の中で、幸せを掴もうとキャラたちが頑張っている姿に、感動を覚えますね。 この辺は最近の作品に至るまで、一貫してます。

総評

終わってしまったな~、このシリーズも。 なんだかんだで楽しかったよ。
それにしても、今度は「禁書」を最新刊まで揃えるか、「アクセル・ワールド」か「狼と香辛料」を最後までコンプリートかで悩み中。 「狼と香辛料」なんて、2巻読んでそれっきりだもんな…。 まあ、無理せずボチボチ続けていこうと思います。

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