愚者のエンドロール(角川文庫)

2012年05月30日 23:27

愚者のエンドロール (角川文庫)愚者のエンドロール (角川文庫)
(2002/07/31)
米澤 穂信

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絶賛放送中のアニメ「氷菓」の古典部シリーズ第2弾。 前回が割りとイマイチだったので(なら何故買った)、
今回はどうでしょう。
愚者のエンドロール」(米澤穂信著/角川文庫
作品紹介

「折木さん、わたしとても気になります」文化祭に出展するクラス製作の自主映画を観て千反田えるが呟いた。その映画のラストでは、廃屋の鍵のかかった密室で少年が腕を切り落とされ死んでいた。誰が彼を殺したのか?その方法は?だが、全てが明かされぬまま映画は尻切れとんぼで終わっていた。続きが気になる千反田は、仲間の折木奉太郎たちと共に結末探しに乗り出した!さわやかで、ちょっぴりほろ苦い青春ミステリの傑作。

☆ 尻切れトンボの自主映画の謎。古典部シリーズ第2弾!

なんだかんだで、まだアニメ未視聴。 OPのCDだけは買ったけどさ。いつものパターンで、レンタル待ちかな。
やっぱり京アニの演出で、かなり原作を膨らませてあるみたいですね。 そりゃそうだよな…。 まさか原作そのままアニメってのはいくらなんでも。
その古典部シリーズ第2弾。 今回は全編通して、2年F組の生徒達が作った自主制作映画の謎を追っていきます。
新キャラ「女帝」こと入須も出てきて、盛り上がって(?)きている・・・はずです。
要はミステリー映画の、結末部分を探そうって話なんですが、前回と比べたら、ちょっとしたギミックがあって、今回の方が面白いかな。 真相のなんでもなさは、相変わらずですが。
こうやって読む分にはいいけど、えるみたいなタイプの人間がいたら、それはそれでめんどくさそうですね。
奉太郎もよく付き合っているなーと(失礼)感心しますね。 ハルヒの相方のキョンとは、また別なベクトルにいいコンビ。
それと今回は珍しく奉太郎の推理が外れます。 前回、ちょっと万能感すら漂ってた彼の名推理ですが、こういうのがあった方が、人間らしさが出ていいと思います。
ただ折角自主映画というネタなんだから、映画のウンチクとかあっても良かったんじゃなかろうかと。
まあ、そういうのを主眼とはしていない作品なのはわかるけど、いくらなんでもさらっとしすぎのような。

前回も思ったけど、ほんとミステリー的な驚きとか、サプライズとか(同じだ)、このシリーズには無縁ですね。
これ読むと、自分がそういう驚きを感じたいんだということを、実感します。
続きをどうしようかなと考えてはいるんですが、これならアニメだけ見た方がいいような気がしてきたよ。

☆ 「毒入りチョコレート事件」風味の作品。

アントニー・バークリーの「毒入りチョコレート事件」という作品風味になるように今回の作品は書かれたそうなんですが、ちょうど今並行して読み進めているのが、その本なんです(笑)。 そしてたった今読み終わりました。
こっちは毒入りチョコレートによって男性が殺された事件について、6人の人物が6通りの推理をそれぞれ披露するというもの。
よくそんなに推理のパターンが出せるなと感心しますね。 一応、名作中の名作です。 感想は結末がどうのこうのより、“6人の推理を披露する”シーンがやっぱり一番面白かったかな。 みんなアプローチの仕方が違ってて、なかなかに楽しい。

この作品と、今回の「愚者のエンドロール」がどれだけにているかというと…、
うん、そんなに似てないな(笑)。

総評

どうやら、アニメ視聴の方にこのまま移っていきそうな気がする。
ミステリーに、自分は驚きを求めてるということを再確認させてくれました。
と言う訳で、人の死なないミステリーが好きな人は、読んだらいいと思うよ。

氷菓 感想

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    愚者のエンドロール (角川文庫)(2002/07/31)米澤 穂信商品詳細を見る絶賛放送中のアニメ「氷菓」の古典部シリーズ第2弾。 前回が割りとイマイチだったので(なら何故買った)、今回はどうでしょう。「愚者のエンドロール」(米澤穂信著/角川文庫)