そよかぜキャットナップ(講談社BOX)

2012年05月21日 22:58

そよかぜキャットナップ (講談社BOX)そよかぜキャットナップ (講談社BOX)
(2012/04/03)
靖子 靖史

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お久しぶりの講談社BOXです。第10回講談社BOX新人賞Talents受賞作。
講談社BOXらしからぬ、ゆるゆるなミステリの登場です。
そよかぜキャットナップ」(靖子靖史著/講談社BOX
作品紹介

傑作“ゆるミス”登場! ――こんな青春がしたかった

行方不明の愛猫マコトをめぐって、ひょんな流れで結成された「里山田園愛好会そよかぜ」。長谷川弘忠、小野啓太、玉井香織、三人のメンバーたちは、真夏の郷里で、ちいさな事件の「深み」に迷いこんでゆく――。

〈第10回講談社BOX新人賞Talents受賞作〉。

なつかしいほどに眩い、小説のあらたな可能性――
微風にのってあらわれた新鋭、のんびりデビュー!

☆ 行方不明の猫探しから始まる、のんびりミステリー。

最初に驚いたのは、講談社BOXでこんな『氷菓』みたいなミステリー作品が出たということ。
講談社というと、いつもガッチリ本格ミステリー、という印象を持っていたので、いい意味で裏切られました。
内容は男二人、女二人の大学生3人組の1人が飼っている黒猫が行方不明に。
その猫を探すうちに、とある家の秘密に迫っていくという話なんだけど、ぶっちゃけミステリーの部分は、なんてことないです。
言い方は悪いかもしれないですけど、この作品の見所はそこじゃなくて、田舎町の雰囲気とか、3人組の会話だとか、ミステリー以外の部分に魅力があるんだろうなって気がする。
「こんな青春したかった」ってキャッチコピーであるけど、読んでるとのんびりした気分になれますね。 ほんとちょっとだけ夏休みみたいな気分になったよ。 セミの鳴き声が聞こえてきそうです。
そういう雰囲気の一方で、黒猫を通じて「命の物語」というテーマが浮き上がってくるのがものすごくイイ。 それでいて、重たくならないストーリー展開。うまいな~って思いました。
なんかすっごく夏休みな気分にさせてくれて、個人的には久々に講談社BOXで来たな、と思いましたが、ちょっとだけ突っこむと、最初キャラが立った感じで登場した玉井香織さんが、後半に行くに連れて影が薄くなってしまったのが残念。 せっかく啓太とフラグが立っている描写があるのに、フワッとしたまま終わっちゃうのはちょっともったいない気がする。 まあ、ひと夏の恋って感じでそれはそれでいいのかもしれません。

ところで同じくキャッチコピーに「小説のあらたな可能性」ってあるけど、正しくは「講談社BOXのあらたな可能性」じゃない?
なんかこの作品は、そういうキャッチコピーつける必要がないというか、もっと素直に楽しんだらいいと思うんだけど…。
ちょっとだけ学生気分に戻りたい方に、うってつけの作品だと思います。

☆ 夏休みね…。

それにしても、これ読んでると、自分がもう学生じゃないんだなってことを、思い知らされますね…。
うん…泣いてナイデスヨ…。

ところで、今回の「そよかぜキャットナップ」で、講談社BOXレビュー40冊目です!!
もうそんなになりますか…。 コツコツ続いたな~。 頑張ったよ、俺。
まだまだ講談社BOXには期待してますよ。 来月には、このブログで『S』ランクをつけた「戦闘破壊学園ダンゲロス」の続篇?が出るみたいだし。 物語シリーズもいつだかわからないけど出るみたいだから、今から待ち遠しいですね!!

総評

ほっこりしました。 やっぱり良質の『日常の謎』ミステリーはいいですな。

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    そよかぜキャットナップ (講談社BOX)(2012/04/03)靖子 靖史商品詳細を見るお久しぶりの講談社BOXです。第10回講談社BOX新人賞Talents受賞作。講談社BOXらしからぬ、ゆるゆるなミステリの登場です。「そよかぜキャットナップ」(靖子靖史著/講談社BOX)