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ハレーション・ゴースト 妖精作戦PARTⅡ(創元SF文庫)

2012年05月13日 20:52

ハレーション・ゴースト (妖精作戦 PARTII) (創元SF文庫)ハレーション・ゴースト (妖精作戦 PARTII) (創元SF文庫)
(2011/12/20)
笹本 祐一

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笹本祐一さんのデビュー作「妖精作戦」が、意外と良かったので引き続き。
今回は学園祭間近の2年B組の面々は、自主映画製作に奔走していた。 が、彼らの身に、全世界を揺るがす怪奇現象が降りかかる!?
ハレーション・ゴースト 妖精作戦PARTⅡ」(笹本祐一著/創元SF文庫
作品紹介

間近に迫る学園祭での上映に向け、2年B組の面々は自主制作SF映画の撮影に追われている。ある日、彼らのいる建物だけを地震が襲った。ついで理科標本室での剥製の始祖鳥が羽ばたき、大温室ではドラキュラ伯爵が出現してヒロイン役の子をさらう。追跡のさなか沖田は氷島陽子と名乗る女生徒と出会った…。彼らは無事に学園祭当日を迎えられるのか。忘れがたい余韻を残す名編。

☆ 学園で発生する怪奇現象! 沖田と少女の悲恋が印象的な作品。

前回主人公だった榊とヒロイン・ノブは、今回は脇役。 で、前回主人公よりも主人公していた沖田が、今回の主人公。
メインストーリーで主人公が変わるってのは、ラノベではなかなか珍しいですな。
「妖精作戦」は、主人公達が高校生の割りに、あんまり学園ものという感じがしなかったんですが、今回はガッツリ学園が舞台。 学園祭、自主映画製作とお約束を踏まえており、ハルヒ、京アニ作品などにも通じる文化祭の熱気が感じられて、前作よりもはるかに今時のラノベっぽくなってます。
それにしても、今回のいろんなネタのゴッタ煮な雰囲気ってイイなー!! 謎の地震に始まり、幽霊、ドラキュラ、雪女などが出現してしまうあたりから、謎の少女・氷島陽子との出会い、そして一旦騒動が解決したと思ったら、さらに規模がでかくなって怪奇現象が発生してしまう辺りまで一気に読んでしまった。 最終的にはウルトラマンやらバルタン星人、モスラの卵やゴジラ、スターデストロイヤー、トリフィド、さらには「うる星やつら」のラムちゃん(!)まで!? いや~、元ネタを知っているだけに、楽しいこと楽しいこと。
こういう「想像上の存在が、現実に」って話、好きなんですよね。 だってネタとしても、話としてもいろんなパターンがやれるから。

前作「妖精作戦」が、ジェットコースターといった趣だったのに対し、今回はちょっと余韻が残る終わり方。 とにかく沖田と陽子の出会いと別れが、涙を誘う。 沖田が陽子のことを忘れてしまうラストが泣けない訳無いだろ…。
あっけないという印象が無くも無いけど、そのあっけなさが、余計に切なさを助長しているよ。
作品としては断然今回の方が好きですね、個人的には。 以前書いたけど、前回はちょっとせわしなさ過ぎた。
もちろんシリーズなんで、前作から読んでほしいけど、実質本作だけ読んでも全く問題ないような気がするので、気になったら手にとってみたらいいんじゃないかと。

☆ 解説はSF作家・小川一水氏。

解説は、ライトノベル出身のSF作家・小川一水氏。
小川氏と「妖精作戦」シリーズにはちょっとした因縁があって、なんでも小川氏、シリーズの最終作「ラストレター」の悲劇的なラスト(らしいです)に納得がいかなくて、「こんなラストは認めない。 自分でハッピーエンドを書いてやる」といって、作家になることを決心したのだとか…。 小川氏にとっても気に入っている作品なんでしょうね。 納得のいかない展開に対する反応が、熱心なファンであることを感じさせます。 それにしても作家になるのに何がきっかけになるか、わからないものですな…。

総評

「妖精作戦」と比べると、今回の方がはるかに若い読者にオススメ。 前作も悪くないけどね!
つぎは「カーニバル・ナイト」ですか。 あの長門有希のモデルが出てくるという…。
解説が谷川先生なので、そちらも気になるところ。

それはさておき、今「モーレツ宇宙海賊」にはまってるんで、原作読みたいなー。

妖精作戦 感想



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    ハレーション・ゴースト (妖精作戦 PARTII) (創元SF文庫)(2011/12/20)笹本 祐一商品詳細を見る笹本祐一さんのデビュー作「妖精作戦」が、意外と良かったので引き続き。今回は学園祭間近の2年B組の面々は、自主映画製作に奔走していた。 が、彼らの身に、全世界を?...




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