魔法少女のくせになまいきだ。(スマッシュ文庫)

2012年04月26日 22:37

魔法少女のくせになまいきだ。 (スマッシュ文庫)魔法少女のくせになまいきだ。 (スマッシュ文庫)
(2011/09/15)
永井 寛志

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「ウルトラマン妹」から入ったスマッシュ文庫。 早くも2冊目です。
「勇者のくせになまいきだ。」にタイトルが似ていると思ったら、そのスタッフの方でした。
魔法少女のくせになまいきだ。」(永井寛志著/スマッシュ文庫
作品紹介

大ヒット中のPSP用ゲームソフト「勇者のくせになまいきだ」シリーズでシナリオライターを務めた永井寛志が、ライトノベル界に殴り込み!
ヒロインは美しき正義の魔法少女。そして主人公は……なんと邪神の血を引く少年だった!
当然のように二人は敵対関係に。あんなに可愛かったはずのあのコが魔法で攻撃してくるなんて……。そうかわかった。だったら相手をしてやるぜ!
邪神の力で魔族どもを召還し、魔法少女と戦う少年の葛藤を、「あの」文体で紡ぐ問題作!

☆ 魔法少女×邪神血を引く主人公!

ぶっちゃけこのタイトルは、なかなか好きですよ。 長すぎず、短すぎず、ちょっと目を引く物があります。
「勇者のくせになまいきだ。」のシナリオライターだった永井氏によるライトノベル。 今回は勇者じゃなくて魔法少女です。
魔法少女が主人公じゃないところがミソ。
邪神の血を引く主人公・シゲト(ちょっと上条さん似)が、邪神を倒すことを使命とする魔法少女・ほゆらから勘違いされながら彼女と対決するという話。 こうやって書くとスッゴイ面白そうな気がするんですが、実際読んでみると「アレ?」という感じ。
自分は「勇者のくせになまいきだ。」をプレイしてもいないし、この文体がゲーム画面でどんな感じの雰囲気なのかわからないんですが、少なくとも本作品においては、作品の内容とあんまり合っているような気がしない…。
この独特の文体のせいなのか、戦闘シーンが緊張感無さすぎ。 最初からギャグだと言われている分、救われてはいるんですが、そのギャグがスベることスベること。 ギャグが大したことないなら、せめて戦闘シーンぐらいはメリハリつけて書いて欲しかった。
あと使い魔っぽい存在が何体も出てくるんですが、いくらなんでも数が多すぎ。
ゲームじゃあるまいし、一冊の本にするには詰め込みすぎな感が否めないです。 イリトゥをはじめとして、ちゃんとキャラクターの書き分けも出来ているだけに、もったいないとしか。
ほゆらのキャラもいいし、魔法少女といってもちょっと仮面ライダーのノリも混じってて、設定だけ見たら実に好みなんですが、
とにかく上記の理由で、あんまり印象に残らないという残念な作品。 主人公の行動原理にもちょっと「?」な所があって、なんだかな~、いろいろ惜しいな~。

でも最大級にがっかりしたのは、表紙のほゆらが縛られてるシーンが全く出てこないってことだ…。

☆ スマッシュ文庫…もうちょいガンバレ。

刊行が不定期なのが痛いよね、スマッシュ文庫は。
やっぱり後進のレーベルはつらいんでしょうね、この業界。 でも「ウルトラマン妹」みたいな試みをしてくれれば、ちょっとは注目されるから、どんどんやっていったらいいと思います。

総評

最近ちょっとふところに余裕が出てきたので、こういうどちらかというとマイナーレーベルにもちゃんと目を通していきたい!という決心を鈍らせないほしい…。 頼むから。

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