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All You Need Is Kill(集英社スーパーダッシュ文庫)

2012年03月12日 18:34

All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)All You Need Is Kill (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2004/12/18)
桜坂 洋

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前から読みたかった作品。一時ハリウッドで映画化の話も出た名作。
謎の生物“ギタイ”と戦うジャケット兵・キリヤ・ケイジは、敵の弾丸が体を貫いた瞬間、ベッドで目覚めた…。
出撃の前日に戻っていることに気付いた彼は、抜け出せない時間のループに囚われる…。
All You Need Is Kill」(桜坂洋著/集英社スーパーダッシュ文庫
作品紹介

「出撃なんて、実力試験みたいなもんじゃない?」敵弾が体を貫いた瞬間、キリヤ・ケイジは出撃前日に戻っていた。トーキョーのはるか南方、コトイウシと呼ばれる島の激戦区。寄せ集め部隊は敗北必至の激戦を繰り返す。出撃。戦死。出撃。戦死―死すら日常になる毎日。ループが百五十八回を数えたとき、煙たなびく戦場でケイジはひとりの女性と再会する…。期待の新鋭が放つ、切なく不思議なSFアクション。はたして、絶望的な戦況を覆し、まだ見ぬ明日へ脱出することはできるのか。

☆ 出撃、戦死、出撃、戦死…。 時間ループ+ミリタリーSFアクションの傑作!!

キタキタキタよ―――――――!!!! 前から気になっていましたが、やっと読めました。
感想は前評判通り。 以前Sランク評価をした、うえお久光さんの「紫色のクオリア」に勝るとも劣らないライトノベルSFの大傑作でした!!


SF的には「リプレイ」もの、要するに「エンドレスエイト」を戦場でやったらどうなるかという話なんですが、時間ループという要素を抜きにしてもとにかくミリタリー描写が凄い。 これだけでも買うに値するレベル。 ギタイとの戦闘シーンも申し分なし。
それでいて、主人公がちょっとナイーブというか生意気なのがかえってイイですね。 ギャルゲーと違って、舞台が戦場なんで、こんな性格の主人公でも感情移入しやすい。こういうループものってギャルゲーではよく見られるけど、ミリタリーSFアクションとくっつけたのがこの作品のオリジナリティ。
それにしても上手いなと思ったのは、自分が死ぬ度にループを繰り返し、その都度戦闘を繰り返しているので、当然経験値はどんどん上がっていくという点。 この設定にはとにかく唸った。 ループの度に繰り返される終わらない訓練シーンが、作品の不条理感を演出しています。
でもこの作品が凄いのは、こういった不条理な前半を乗り越えた後、同じくループを繰り返す女性・リタ・ヴラタスキと出会ってから。 ここからラストまでは涙なくしては読めないです。 このヒロイン像はハルヒの長門のポジションに通じるものがありますな。 しかもリタの場合、一見、
あるループで親密になった人物が、別のループでは全くの他人になっていたり、ループもの特有の切なさも手伝って、本家ケン・グリムウッド「リプレイ」にも負けない名作に仕上がっています。
文句無しの「S」ランク。 ハリウッドで映画化の話が出たのも納得の大傑作です!!

☆ 桜坂洋作品について。

桜坂洋氏というと、有名なのが「よくわかる現代魔法」シリーズ。

よくわかる現代魔法 (集英社スーパーダッシュ文庫)よくわかる現代魔法 (集英社スーパーダッシュ文庫)
(2003/12)
桜坂 洋

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今回の作品がものすごく良かったので、こっちにも手を出してみようかなと思ってます。
たまには昔の作品にも手を出してみるもんですね。

総評

久しぶりにSランク作品にめぐり合えて良かったよ!!

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