2012年03月08日 18:54
![]() | 龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1 (ファミ通文庫) (2012/01/30) 鳳乃一真 商品詳細を見る |
第13回えんため大賞の大賞作品。 よく知らなかったんですが、凄く久しぶりの大賞作品らしいです。
人工島で繰り広げられる、トレジャーハント!! 鍵を握るは、同居人の美少女幽霊と、美少女探偵!?
「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金1」(鳳乃一真著/ファミ通文庫)
作品紹介
☆ “七々々コレクション”を求めて、三つ巴の争奪戦開始!!
8年ぶりの大賞作品。 って、そんな長い間、大賞が出ていなかったのか…。
角川スニーカー大賞もそうだけど、該当作が無ければ大賞作品なしというシステムは、賞自体のクオリティを保つ意味でも非常にいいと思います。 その分、8年ぶりに大賞が出たとなると、いつも以上に期待してしまうのですが、
大賞作品の「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」。納得の出来でした!!
家業を継ぐことに反対し、親父に勘当された主人公・八真が向かった先は、太平洋に浮かぶ人工学園島。
借りた激安アパートの部屋で待っていたのは、極貧学生生活と部屋に取り憑いた美少女幽霊・龍ヶ嬢七々々だった!!
幽霊の彼女(ニート)との同居生活が始まった八真の前に、生前の七々々を知るらしい冒険部、さらには自称探偵の美少女が現れ、生前、七々々が残した宝“七々々コレクション”を巡るお宝争奪戦に巻き込まれることに…。
トレジャーハントという内容に、ニート美少女(ただし幽霊)との同居、冒険部&美少女探偵との謎解き、そして後半のトリッキーな展開といい、ツボを押さえつつ、テンプレになっていかない展開に、只者じゃなさを感じました。
アマゾンのレビューでは、意外と低評価が多し。 内容を読んだら「キャラクターが薄っぺらい」とかいう、私としては一体コイツはどこを読んでたんだと言いたくなるような感想がありましたが、実際はそんなことは全く無くて、むしろ逆。
七々々といい、天災といい、とにかく女性キャラの作り込みに、気合が入ってます。 天災のとあるセリフにちょっとだけ「コイツかっこいい」って思ってしまったぜ。 女性キャラが可愛いって正義ですよ(笑)。
キャラクター同士の絡みもいいけど、謎解きパートはいい意味でゲーム的なパズルをしている感じですね。 変に必死さが無いあたりはラノベ的。 個人的には七々々マニュアルが出てくる辺りに、パズルゲームっぽさを感じて好きです。
後半では、前半でばら撒かれていた伏線が、見事に回収されていきます。 この回収のされ方がとにかく見事。
この伏線がまさかここで!?
☆ 今回の受賞作は「先を感じる」がキーワード!?
アマゾンのページでは、A-1PicturesによるPVが公開中。 読んだ後だと、PVの内容が激しくネタバレだと思うけど、こういう宣伝の仕方ってイイですね。 ちょっと読んでみようかなって気になる。
「明智少年のこじつけ」もそうだけど、今回の受賞作品に感じるのは「先の展開によっては大化けする可能性を秘めている」ということでしょうか。どちらの作品も 面白くなりそうな設定がごろごろしています。 とにもかくにも著者次第か。
どっちにしても、8年ぶりに出た大賞作品。 有名になるように頑張って欲しい!!
総評
自分が選考委員だったら、やっぱり「明智壮年」よりこっち選んだろうなって気がする。(「明智少年」も面白いよ!!)
納得の出来の大賞作品でした!!
そういえば、最近レビューが短いような…。

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第13回えんため大賞「大賞」受賞、ノー・冒険、ノー・ライフな奇想天外トレジャーハント・ロワイヤル!!
「八真重護、その方は島流しの刑に処す」てな具合に親父に勘当された俺が向かったのは、太平洋の人工学園島。
そこで待ち受けていたのは極貧学生生活と、借りた激安アパートに取り憑いた美少女の霊だった!
プリンとネトゲ三昧のニート地縛霊・龍ヶ嬢七々々様、なんと生前はこの島の天才学生集団GREAT7の中心人物だったというが、ともかくラブラブ同棲生活の始まり!?
と思いきやこの奇妙な出会いから俺は島の各所に埋蔵された“七々々コレクション”なる宝物の争奪戦に巻き込まれていく!!
「八真重護、その方は島流しの刑に処す」てな具合に親父に勘当された俺が向かったのは、太平洋の人工学園島。
そこで待ち受けていたのは極貧学生生活と、借りた激安アパートに取り憑いた美少女の霊だった!
プリンとネトゲ三昧のニート地縛霊・龍ヶ嬢七々々様、なんと生前はこの島の天才学生集団GREAT7の中心人物だったというが、ともかくラブラブ同棲生活の始まり!?
と思いきやこの奇妙な出会いから俺は島の各所に埋蔵された“七々々コレクション”なる宝物の争奪戦に巻き込まれていく!!
☆ “七々々コレクション”を求めて、三つ巴の争奪戦開始!!
8年ぶりの大賞作品。 って、そんな長い間、大賞が出ていなかったのか…。
角川スニーカー大賞もそうだけど、該当作が無ければ大賞作品なしというシステムは、賞自体のクオリティを保つ意味でも非常にいいと思います。 その分、8年ぶりに大賞が出たとなると、いつも以上に期待してしまうのですが、
大賞作品の「龍ヶ嬢七々々の埋蔵金」。納得の出来でした!!
家業を継ぐことに反対し、親父に勘当された主人公・八真が向かった先は、太平洋に浮かぶ人工学園島。
借りた激安アパートの部屋で待っていたのは、極貧学生生活と部屋に取り憑いた美少女幽霊・龍ヶ嬢七々々だった!!
幽霊の彼女(ニート)との同居生活が始まった八真の前に、生前の七々々を知るらしい冒険部、さらには自称探偵の美少女が現れ、生前、七々々が残した宝“七々々コレクション”を巡るお宝争奪戦に巻き込まれることに…。
トレジャーハントという内容に、ニート美少女(ただし幽霊)との同居、冒険部&美少女探偵との謎解き、そして後半のトリッキーな展開といい、ツボを押さえつつ、テンプレになっていかない展開に、只者じゃなさを感じました。
アマゾンのレビューでは、意外と低評価が多し。 内容を読んだら「キャラクターが薄っぺらい」とかいう、私としては一体コイツはどこを読んでたんだと言いたくなるような感想がありましたが、実際はそんなことは全く無くて、むしろ逆。
七々々といい、天災といい、とにかく女性キャラの作り込みに、気合が入ってます。 天災のとあるセリフにちょっとだけ「コイツかっこいい」って思ってしまったぜ。 女性キャラが可愛いって正義ですよ(笑)。
キャラクター同士の絡みもいいけど、謎解きパートはいい意味でゲーム的なパズルをしている感じですね。 変に必死さが無いあたりはラノベ的。 個人的には七々々マニュアルが出てくる辺りに、パズルゲームっぽさを感じて好きです。
後半では、前半でばら撒かれていた伏線が、見事に回収されていきます。 この回収のされ方がとにかく見事。
この伏線がまさかここで!?
☆ 今回の受賞作は「先を感じる」がキーワード!?
アマゾンのページでは、A-1PicturesによるPVが公開中。 読んだ後だと、PVの内容が激しくネタバレだと思うけど、こういう宣伝の仕方ってイイですね。 ちょっと読んでみようかなって気になる。
「明智少年のこじつけ」もそうだけど、今回の受賞作品に感じるのは「先の展開によっては大化けする可能性を秘めている」ということでしょうか。どちらの作品も 面白くなりそうな設定がごろごろしています。 とにもかくにも著者次第か。
どっちにしても、8年ぶりに出た大賞作品。 有名になるように頑張って欲しい!!
総評
自分が選考委員だったら、やっぱり「明智壮年」よりこっち選んだろうなって気がする。(「明智少年」も面白いよ!!)
納得の出来の大賞作品でした!!
そういえば、最近レビューが短いような…。

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