嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』 記憶の形成は作為(電撃文庫)

2012年02月19日 12:49

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』―記憶の形成は作為 (電撃文庫)
(2009/06/10)
入間 人間

商品詳細を見る

コツコツ読み進めているこのシリーズも、残すところ4冊。
今回はみーくん(?)の過去編です。 え、みーくんって・・・。
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん『i』 記憶の形成は作為」(入間人間著/電撃文庫
作品紹介

むかしのことを考えると頭の中が深夜のテレビみたいにノイズだらけになるさっこん、いかがお過ごしでしょうか。これは、ぼくがまだ僕になる前の話だ。家庭内にぎやか事件のあと、ぼくはいろんな人と出会った。恋日先生、じさつ志願者、いじめっ子少女、にもうと、そして、マユちゃん。みんな(とくにマユちゃん)の純粋むくな姿がめじろおしでおとどけなのである。…むかしのぼくは正直ものだったんだよね。うそだけど…今度、じしょでうそって字を調べとこう。

☆ ぼくが「みーくん」になるまで。

今回は嘘つきな「ぼく」の過去が明かされる、かなり重要回。 そして短編集。
「ぼく」はいかにして「みーくん」になったか。 過去編4話+IFのセカイ編の豪華版です。

うそが階段を上るとき

“あの事件”以降、病院に入院している小学生の「ぼく」。 彼は屋上に入り浸っていたが、フェンスが何者かによって切断されていることに気付く。 そんな中、広間のテレビを独占している女性患者・ヤマナさんと知り合うが―――。
お久しぶりの坂下先生登場?な気がする第一話。 相変わらず乾いた日常と狂気が隣り合わせの展開が素晴らしい。
ちょっとしたミステリータッチの作品。あと、みーくんはみーくんじゃなかった・・・。

ともだち計画

退院した「ぼく」を待っていたのは、クラスメイトたちの陰湿なイジメだった。
イジメを主導しているのはトーエという少女。 だが、彼女のイジメは意外な方向へ―――。
子供って怖いよね、という2話。 好きと嫌いは紙一重ってことなのか。 わりと洒落にならない事態になってます。

蟻と妹の自転車籠

「ぼく」は凶暴な妹と、山へ出かけた。 そこで彼らは、熊より厄介なものに出くわす・・・。
久しぶりの“にもうと”登場。 なんだかストーリーだけ取り出すと、平山夢明さんの実話怪談っぽい話。 しかしそのことが逆に恐ろしいほどのリアリティを放ってます。 山での逃走劇って怖いよ。

Happy Child

「ぼく」は再び誘拐された。それもまーちゃんによって。
まーちゃんとの監禁生活スタート。 お前は「ミザリー」のアニーか(笑)。
まーちゃんのキレッぷりを楽しむ回。

とってももしもにもしかして『壊れていない正しさのある世界なら』

要するに「嘘だけど」の世界。 みーくんやらまーちゃんやら、登場人物たちが笑ってます。
なんだか「ありえたかもしれない世界」を見せられると、この作品の場合物悲しいですな・・・。

☆ いよいよあと3冊!!

次回はシリーズ最大の分厚さを誇る8巻。
一体どんな内容なのか・・・。 終盤が近いな。

総評

入間作品制覇の日も近い。

嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん7 死後の影響は生前 感想
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん6 嘘の価値は真実 感想
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん5 欲望の主柱は絆 感想
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん4 絆の支柱は欲望 感想
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん3 死の礎は生 感想
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん2 善意の指針は悪意 感想
嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん 幸せの背景は不幸 感想

にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://matrixblog.blog65.fc2.com/tb.php/823-134e2e41
    この記事へのトラックバック