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少女不十分(講談社NOVELS)

2011年11月15日 23:00

少女不十分 (講談社ノベルス)少女不十分 (講談社ノベルス)
(2011/09/07)
西尾 維新

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西尾維新先生の、講談社ノベルス最新作。
正直どんな話なのか、表紙からはさっぱりわからん(笑)。
ただ西尾先生なので、カラーが出るんだろうな~。
少女不十分」(西尾維新著/講談社NOVELS
作品紹介

少女はあくまで、ひとりの少女に過ぎなかった…、妖怪じみているとか、怪物じみているとか、そんな風には思えなかった。―西尾維新、原点回帰にして新境地の作品。

☆ 小説家の「僕」が語る、トラウマになった少女の物語。

うん。あらすじ読んでも、内容わからないね!(笑)
でも先入観なしで読んだ方が、楽しめるかも。で、感想だけど、
これは、西尾先生の作品だね(笑)。 100パーセントで。
「化物語」シリーズにも通ずる、なんとも言えない気持ち悪さがありますよ。(怪異とかは、全く無いけども)
そしていつにも増して多い脱線と無駄話(笑)。

小説家として活躍する「僕」が語り始めた、10年前、まだ小説家になる前の彼が出会った、とある“少女”の話。
交差点で女子小学生がトラックに撥ねられ、四散したところを目撃した僕。 だが、僕にとって本当にトラウマになったのは、死んだ彼女の目の前で「女の子の死を悲しむ」よりも「ゲームをセーブする」ことを優先させた少女・Uだった・・・。
その常識ではありえない行動を僕に見られてしまった彼女は・・・。
僕はいろいろあった末、彼女の家で女子小学生に“監禁”されることに!?

「化物語」でも、ガハラさんや羽川のように「気持ち悪い家庭」の話が出てきましたが、これもその系統の話。
1週間の“杜撰な”監禁生活の中で見えてきた、少女Uの家の秘密に、戦慄すること必至。
サスペンスタッチが強くて、どこへ向かうのかわからない感じが大変よろしい。
それにしてもUが怖いよ!!
人の家に勝手に入り込んで、机の下で短刀持って潜んでるなんて怖すぎる。
これ何のホラーですか?(笑)。

どこかのインタビューで「叙述トリックを使った新作」を書くと西尾先生は言っていたのですが、確かにこの「少女不十分」、その通りになってます。 ただ、予想してたものとはいい意味で違いましたね。
普通、叙述トリックというと驚きがあるものですが、この作品ではトリックが分かった時に“感動”があるんですよ。
西尾先生の作品で、最後に感動があるなんて・・・・!!!
確かに西尾作品の新境地ですよ、これは。

☆ ちょっとだけ、西尾先生を見直しました。

こう書くと、今まで悪いようにしか見てなかったみたいな受け取られ方をされそうですが、
なんか今までの西尾作品って、一筋縄じゃいかないオチが付くことが多かったじゃないですか。
それが、これ読むと「西尾先生は誰かに楽しんでほしくて今まで書き続けてきた」っていうのが、ものすごくメッセージとして伝わってきて。
なんかね、西尾先生にも真っ当な人の心があったんだな~と(笑)。
途中まで、サイコサスペンスっぽかったのに、最後の最後で感動させられるなんて思ってなかった。
とにかく新しい西尾先生を体感して欲しい、そんな作品でした。

総評

今回の感想はコレですね。
Uには幸せな人生を歩んで欲しいと思います。



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