ゴーストの条件 クラウドを巡礼する想像力(講談社BOX)

2011年11月10日 21:27

ゴーストの条件 クラウドを巡礼する想像力 (講談社BOX)ゴーストの条件 クラウドを巡礼する想像力 (講談社BOX)
(2011/09/02)
村上 裕一

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再開一発目が、ラノベじゃないなんて・・・・orz。
講談社BOXから刊行された、セカイ系コンテンツ&キャラクターの評論書。
どうでもいいんだけど、東浩紀氏が推薦してるって言うと、ハズレなんじゃないか?、と思うようになってきた・・・。
作品紹介

有名に宿る哲学、クラウド化する二次創作、現実化されなかった可能性―水子の物語。現在を彩る物語たちを三つの異なる視点から照射し、そこに見出され問われる新たな作家性“ゴースト”を浮上させる。もう成長しないと日本と、その震災以後の作品に宿るべき“希望”を描き出す渾身の書。最もリアルで最も同時代的なキャラクター批評の最新形。

☆ 最もリアルで、最も同時代的。 キャラクター批評の最新形。

普段こういう評論集って買わないんだけど、ちょっと気になったので買ってみた。

う~ん、読んだ感想としては、「非常にためになった」というのが率直な感想だけど、なんだろうな。このモヤモヤした感じ。
中身は決して悪くは無いんですけどね。
内容は「ニコニコ動画」「アイドル」「美少女ゲーム」「セカイ系」「サバイバル系」「二次創作」「ボーカロイド」「東方」などなど、この手の評論家の方々が好きそうなコンテンツの批評を通して、キャラクター批評をすると同時に“ゴースト”なる概念を提唱するもの。
それぞれのパートで、コンテンツに対する著者の批評が展開されるわけですが、これが結構「目からウロコ」の内容。
「AKB」に対する評論がなかなか的を得ていて、ちょっと面白かった。(AKBの弱点?の部分が特に)
「ボカロ」「東方」「二次創作」やら、扱ってる内容が基本的に自分の好きなものばかりなので、全体的に大変楽しく読ませていただいたわけだけど、モヤモヤする原因は、やっぱり「扱っているコンテンツの偏り」にあるんじゃないかな。

なんというか、この本を読んでると「ここに書かれてることが、現在取り巻いているコンテンツ業界の全て」みたいな感じがするんですよね。 絶対そんなわけ無いんですけど。
「けいおん!はどうして社会現象になったのか」とか、そういうのを期待してたんだけども・・・。
当たり前ですが、ここに書かれてあることが全てではないです。一つの考え方として見れば、非常に楽しめる内容になってます。興味があればぜひ。

☆ 評論家の人たちって・・・。

この間、魔法少女まどか☆マギカの公式批評書「成熟という檻」を読んだ時にも思ったことだけど、

成熟という檻 『魔法少女まどか☆マギカ』論成熟という檻 『魔法少女まどか☆マギカ』論
(2011/08/10)
山川賢一

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言い方悪いけど、評論家ってのは「ケーキに寄ってくるハエ」みたいなもんだな~と。
ラノベの感想をいつも言ってる自分が言うのもなんですけどね。
個人的な考えですが、評論家がズカズカ前に出てくるのって、好きじゃないんですよ。

100人がしゃべり倒す! 「魔法少女まどか☆マギカ」100人がしゃべり倒す! 「魔法少女まどか☆マギカ」
(2011/10/14)
アニメ・ワンダーランド

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こんなのが出るって、なんかちょっと変な感じ。
書店でよく見かける「ハルヒ」やら「エヴァ」の秘密と銘打った研究書もそうですけど、こういう時でないと、目立てない人がいっぱいいる、ということなのでしょうか。
ちなみに私は「意見は言うけど、慎みは忘れずにいたい」というスタンスです。

それにしても「魔法少女まどか☆マギカ」の評論はいっぱいあるのに、「ハートキャッチプリキュア!」の評論(というか『プリキュア』シリーズの評論)は全く無いんだよね。 評論家って得てしてそういうもんだよね。
王道過ぎる作品には、語る魅力がないんだろうな~。

総評

今気が付いたけど、これレビュー350冊目でした。おめ。
コレ読んだら自分は評論家には向いてないと思わされますね・・・。

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