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ショートストーリーズ 3分間のボーイ・ミーツ・ガール(ファミ通文庫)

2011年09月02日 00:03

ショートストーリーズ 3分間のボーイ・ミーツ・ガール (ファミ通文庫)ショートストーリーズ 3分間のボーイ・ミーツ・ガール (ファミ通文庫)
(2011/07/30)
井上 堅二、ほか 他

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ファミ通文庫の作家さんたちが一堂に会して、「3分間のボーイ・ミーツ・ガール」というテーマで描いたショートストーリー集。
読んでみて思ったけど・・・
ファミ通文庫の作家さんたちって、凄いんだな!(笑)。
ショートストーリーズ 3分間のボーイ・ミーツ・ガール」(井上堅二他著/ファミ通文庫
作品紹介

“青春”の数だけ“出会い”がある―。“3分間”をキーワードに独自の世界観で描かれる珠玉のボーイ・ミーツ・ガール。人気作家・井上堅二の贈る、幼馴染みとの窓越しの恋模様『三分間のボーイ・ミーツ・ガール』、野村美月が描く、猫嫌いの女の子への一目惚れの顛末『こっちにおいで、子猫ちゃん。』、新鋭・庵田定夏の紡ぐ『ガチで人生が決まる面接に行ってくる』など、書き下ろし8篇を含めた全19篇。切なく甘くほろ苦いショートストーリー集。

☆ ファミ通文庫作家オールスター! 19作のボーイ・ミーツ・ガール!!

いや~、ホント買って良かった!! 本心からそう思いました。
これはラノベ読まない人にもお勧めの内容。ファミ通文庫の作家先生方の底の深さを知ることが出来ました。
それでは収録作品ごとに感想を。

3min.30cm」(田口仙年堂著)
ちょい厨二な感じの主人公に、女の子が話しかけてきた。落ち着かない主人公は――。
「吉永さん家のガーゴイル」の田口仙年堂先生の作品。 今時の学生のやりとりってこんな感じだろうな~と思わせて、甘酸っぱさも忘れない。

詰め込み教育の弊害と教室の片隅に彼女」(日日日著)
記憶を失った僕。気付いたらテストを受けている最中だった。 どうやら僕は記憶が3分でリセットしてしまうらしい・・・。
そこへ女の子から救いの手が――。
「ささみさん@がんばらない」の日日日先生の作品。 ちょっとサスペンスっぽい作品。 ひねりも効いてて○。

ガチで人生が決まる面接に行ってくる」(庵田定夏著)
志望する高校の面接日。緊張しまくりの主人公は、集合場所でとても可愛い女の子に出会った―――。
「ココロコネクト」シリーズの庵田先生の作品。 ボーイ・ミーツ・ガール、というにはものすごく殺風景場所が舞台ですが、いい佳作。 この作品の続きが気になるところ。

ねこなぶり」(嬉野秋彦著)
飼い猫の恋次郎と過ごすケイタ。あこがれのおねえさんがある日、怪しげな男に襲われているのを発見したケイタは―――。
良かれと思ってやったのに、意外な結末が。 でも最後は綺麗にオチが付きます。

三分間の神様」(榊一郎著)
携帯電話を拾った主人公。その携帯に真夜中着信が。おそるおそる出てみると、女の子の声が。
話を聞くと、彼女の住む国が闇の魔物たちに襲われているといい―――。
これはいいファンタジー。 神様に間違われてしまった主人公が発したアドバイスで、状況が変わっていくのが面白い。

七年前のマリッジリング」(本田誠著)
ハチ公前で待っていた僕の前に、突然花嫁姿の女の子が。
わけも分からず誓いを交わされてしまった彼だが、女の子は彼にキスしたあと消えてしまう。
だが彼には女の子に見覚えがあり――。
「空色パンデミック」の本田先生の作品。 「空色~」と同じくSF色が濃厚にに出たストーリー。
それにしてもSFとラブストーリーって相性いいな。

お湯を注いで」(櫂末高彰著)
一人暮らしの田中祐樹の前に、カップラーメンの精霊(女の子)が現れた。
それからカップラーメンを作るたびに、彼女が現れるようになり――。
これもファンタジー。精霊が可愛いのです。

こっちにおいで、子猫ちゃん。」(野村美月著)
きっかり3分遅刻する健介は、3分早めに家を出たところ、猫嫌いの女の子にヒトメボレ。 恋の行方は。
「文学少女」シリーズの野村先生の作品。 短編でもあの甘酸っぱさは健在。

ネオンテトラのジレンマ」(綾里けいし著)
水槽に閉じ込められた観賞魚・ネオンテトラのようなクラスメイトの女子・秋坂初姫。
その彼女が、なぜか俺の部屋の前にいて――。
「B.A.D」の綾里先生の作品。収録作品中、唯一のホラーな作品。最後にヒヤリとします。

5400万キロメートル彼方のツグミ」(庄司卓著)
『小惑星ミチカワサンプルリターン計画』でAI搭載の探査機・ツグミと交信するシンジ。
だがある日、ツグミが計画失敗を知って、「申し訳ありません」と送信してきて――。
これぞSFラブストーリー。元ネタは奇跡の帰還で感動を呼んだ小惑星探査機「はやぶさ」ですが、その探査機が女の子のAIを搭載していたら、という話にすることで一気に切なさMAXに。収録作品中、好きな方の作品。

先輩にリモコンを向けてみた」(前書き著)
梶田太一は桜子先輩に恋している。 彼が先輩にリモコンを向けてボタンを押すと―――。
こう書いたところで、なんとなくオチは分かりそうな気がする。

トキとロボット」(羽根川牧人著)
近未来。一日3分しか持たないロボット・サラサは、人間の少年・トキに自分の過去を語り始めた・・・。
またしてもSF。 長編で読みたいな~。

ロイヤルコーポあさひの真実」(竹岡葉月著)
一人暮らしの大学生・真波。彼女が欲しいな、と思っていたところ、コタツの下で女の子が眠っているのを発見。
どうやら飲み会の席にいた娘らしいのだが・・・。
オートリバースを他人の家でするのはやめましょう(笑)。

QとK」(築地俊彦著)
児童能力者が収容されている監獄。キュウは監獄から脱獄するためにケイという少女に協力するが・・・。
収録作品中、一番好きな作品。こういうのこそ、長編で読みたい。
脱獄小説×能力者というのはミステリー小説でもなかなかお目にかかれないから、ラノベではかなり目立つかも。
意外なオチと、最後の数行が見事。

3分間のABCD・・・・・・」(はせがわみやび著)
美術館で出会った美女にひとめぼれの主人公。 彼女と至福のひと時を過ごすが、なぜか彼は警備員に取り押さえられてしまった!?
美女が実は○○○だったというのは、ありそうで最近はあんまり見かけないかも。

杉宮遥は男前!」(新木伸著)
クラス一番の美少女に話しかけられた至道。
なんでも親友の杉宮遥についていろいろ教えて欲しいのだそうで―――。
今流行のアレです。言うとネタバレです(笑)。

call」(佐々原史緒著)
卒業式のあとに、とある女子からもらった名刺。
今は遠くに住んでいる彼女に、名刺に書かれた番号に電話しようとするのだが―――。
わかる。電話に出る前のなんとも言えない緊張感。
ましてや女子の番号にかける訳ですから、緊張も凄いですよ。

彼女に関する傾向と対策」(田尾典丈著)
好きな女子に告白した主人公。ところが彼女は「付き合うかどうか、面接で決めさせて欲しい」と言い出し―――。
収録作品中、一番笑った作品。告白と面接をくっつけるとこんなに面白くなるのですか。
「私の志望動機を聞かせて欲しい」とか、妙にあるあるな面接パターンで進むので、おかしくてしょうがない。

三分間のボーイ・ミーツ・ガール」(井上堅二著)
夏休みに帰省してきた隣の部屋の幼馴染と窓を開けて話していたところ、急に「好き」という言葉を短い時間で伝えるにはどうしたらいい?という質問が。 私は彼が告白、しかも自分に!?と考え慌てるが―――。
大トリを務めるは、「バカテス」の井上先生の作品。
なんだ井上先生、こういうのも書けるんじゃないか―――と思ってたら、やっぱり井上作品だった(笑)。
でも「バカテスの作者」とは違う、新しい顔が見れた気がしました。

☆ こういう企画は、どんどんやっていったらいいと思う。

こういう企画は大歓迎ですね。 作家先生方もいつもと違って新鮮なんじゃないかな。
何よりこの企画って、ラノベ初心者の方々にはうってつけだと思うのですが・・・。
1冊ごとにテーマを変えて、シリーズにしてくれるといいな。

総評

面白い。ホントラノベ初心者にオススメ。

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