ディスコ探偵水曜日(下)(新潮文庫)

2011年08月16日 09:51

ディスコ探偵水曜日〈下〉 (新潮文庫)ディスコ探偵水曜日〈下〉 (新潮文庫)
(2011/01)
舞城 王太郎

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お久しぶりです。更新止めちゃってスイマセンでした。
というわけで休んでる間に「ディスコ探偵水曜日」最終巻読了。
衝撃のフィナーレを見逃すな!
ディスコ探偵水曜日(下)」(舞城王太郎著/新潮文庫
作品紹介

弱いことって罪なの?悲痛な言葉が孤児院に木霊する。ムチ打ち男爵と泣き叫ぶ子供たち、神々の黄昏、ラミア症候群。「踊り出せよディスコテック。急いでな」。時空を超える旅のなかで、“地獄”を知ってしまった迷子探偵。彼が選択した究極の決断とは?ディスコ・ウェンズデイと名探偵たちの戦いはクライマックスへ。発表後即伝説と化した、舞城王太郎の最高傑作、ここに完結。

☆ 踊りだせよ、ディスコテック。 果たして梢を救えるのか!?

舞城王太郎最高傑作、いよいよ最終巻。
SUGEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!!!
いや~もう完全にミステリーの枠を超えちゃってます!!
タイムトラベルしたり、分身したり、空間移動したりと、もはや何でもありな気がしますが、ちゃんと推理というところはぶれてないからスゴイ。前回も思ったけど、半分SFですよこの作品。
まったくパインハウス殺人事件からまさかこんな大きな話になるとは、予想もしませんでした。

唐突に始まったディスコの過去(?)。 謎のムチ打ち男爵。
そして架空の未来で見た、地獄。ディストピア、ラミア症候群。
繰り返される梢が襲われるシーン。
またしてもパインハウスに戻ってきたディスコは、未来を変えることが出来るのか!?

ディスコが見た衝撃の「パインハウス事件」以後の未来。
衝撃だな~。「20世紀少年」みたいな展開。ちょっとディストピアの感じが伊藤計劃氏の「ハーモニー」っぽいと思ってしまった。しかもディストピアの秘密の中心に梢とノーマが関わってるってのがまた・・・・。
そして迫られる究極の選択。ここら辺のディスコのカッコ良さに鳥肌が立ちました。
最終的に舞台となるのは全ての始まりとなった、パインハウス。
前回でもうSF的設定込みの推理で驚きっぱなしだったので、もうさすがに驚かない。
「旧世界」とか「新世界」とか・・・パンダと話しちゃったり!(パンダフランクすぎる・・・)・・・うん、驚かないですよ。
ラスト・・・驚き疲れたけど、驚いちゃうじゃん!!!

この作品、厳密にはラノベじゃないけど、
個人的には文句なしの「S」ランク、それも「SSS」級の。というかこの評価じゃないとダメでしょう。
でも、この作品、初心者にはキツイよな~。
少なくとも、小説を読みなれている(それも新本格とかあの辺)を読んでいる人じゃないとキツイ。
読書好きで、普通の作品に飽きている人。我こそはという人が読むべき作品ですね。

☆ これ読んで、自分が変わったことを実感。

読まずに敬遠していた節のある舞城作品ですが、今回初挑戦してみてそんなに抵抗なく読んでいる自分にビックリ。
やっぱりこういう文体で押していく作品に対して、耐性が付いてきたんでしょうね。
しかしスゴイな。今回のコレでほかの作品も読んでみたくなりました。
「NECK」とか「獣の樹」とかから読んでみようかな。
最近新本格といい、西尾先生といい、どんどん自分の読書傾向が講談社寄りになっていってるな~。

総評

それにしても、こういうの書いてしまったら、もうミステリー書けなくなるんじゃないかと心配になりますね。
でも舞城作品の場合、そういうことが無いってのがスゴイ。
う~ん、天才っているんだな~。

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