こうして彼は屋上を燃やすことにした(ガガガ文庫)

2011年06月25日 22:14

こうして彼は屋上を燃やすことにした (ガガガ文庫)こうして彼は屋上を燃やすことにした (ガガガ文庫)
(2011/05/18)
カミツキレイニー

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第5回小学館ライトノベル大賞・ガガガ大賞受賞作。
だーまえさんが「鳥肌モノ」と絶賛した本作。果たしてどんな内容なのか!?
こうして彼は屋上を燃やすことにした」(カミツキレイニー著/ガガガ文庫
作品紹介

彼氏にフラれた私・三浦加奈は、死のうと決意して屋上へ向かう。けれどそこで「カカシ」と名乗る不思議な少女、毒舌の「ブリキ」、ニコニコ顔の「ライオン」と出会う。ライオンは言う。「どうせ死ぬなら、復讐してからにしませんか?」そうして私は「ドロシー」になった。西の悪い魔女を殺すことと引き替えに、願いを叶える『オズの魔法使い』のキャラクターに。広い空の下、屋上にしか居場所のない私たちは、自分に欠けているものを手に入れる。第5回小学館ライトノベル大賞・ガガガ大賞受賞作。心に残る、青春ジュブナイル。

☆ 屋上で展開される「オズの魔法使い」のキャラたちによる青春ジュブナイル!

オズの魔法使い・・・・・・ライマン・フランク・ボームのアレですか・・・。
意外と知られてないことですが、実は「オズ」って続きがあるって知ってましたか?
続篇「オズの虹の国」ではエメラルドの都が謎の美少女軍団に制圧されるという内容。
気になった人はぜひ読んでみよう。

第5回のガガガ大賞受賞作。そして選考委員のだーまえさん(麻枝准)が絶賛した作品なんですが、
ちょっと期待しすぎたかな~。予想よりストレートな青春物語で、個人的には物足りなかったな~。
なによりだーまえさんが「鳥肌モノ」と言った箇所が、結局どこだったのか分からなかったというのがマイナス。
ちょっと展開を煮詰めないで、ぱっぱと進めてしまった感が。
屋上で集まった仲間が「ドロシー」「ブリキ」「ライオン」「カカシ」とお互い名前をつけてグループを作るという設定は面白いし、それぞれのキャラクターが鬱屈した過去を持ってそこから前に進もうとする過程が描かれるのはとってもいいんですが、ミステリーでもなくストレートに青春物語として描くなら、オズのキャラクターの名前で呼び合うという設定はなくても良かった気がする。
でもなんでコレをだーまえさんが絶賛したのかは分かる気がする。
だって心なしかキャラ同士の会話が「リトバス」とか「Angel Beats!」っぽいんだもの、この作品。
日常パートのバカっぷりとシリアスパートの落差の度合いが、なんとなくKEY作品を思い起こさせる感じ。
どっちのパートもいいんだけど、なんかパートの分かれ目がはっきりしすぎていて語るべき場所がそれしかない。
こういう設定なら、もっとドロシーが探偵っぽく振舞って、それぞれの登場人物の過去に迫っていくという進め方でよかったような。

☆ もっと切実な感じで・・・・。

う~ん、それぞれのキャラの過去はなかなかヘビーだし、「ドロシー」が現れたことで、そこから前に進もうとし始める展開は感動的だけど、どうしてかあんまり印象に残ってないんだよな・・・・・・。なんでだろう?
文章から必死な感じが伝わってこないというか・・・・・・。
まあ、この作品を絶賛しているだーまえさんの作品も、プロットでどんどん押していくタイプの作品ではないですからね。
なんかビジュアルノベルとかにすると、また話が変わってきそう。

総評

今日は感想短いな・・・・・・。もうちょっと書けると思ったんですが。
個人的評価が低いと、記事が短くなる傾向にありますね、このブログ。

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