涼宮ハルヒの分裂(角川スニーカー文庫)

2011年05月31日 11:09

涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの分裂 (角川スニーカー文庫)
(2007/03/31)
谷川 流

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ついに『驚愕』への序章が始まる!?
佐々木さん、そして“もうひとつのSOS団”登場で、どうするどうなるキョン!?
涼宮ハルヒの分裂」(谷川流著/角川スニーカー文庫
作品紹介

桜の花咲く季節を迎え、涼宮ハルヒ率いるSOS団の面々が無事に進級を果たしたのは慶賀に堪えないと言えなくもない。だが爽やかなはずのこの時期に、なんで俺はこんな面子に囲まれてるんだろうな。顔なじみのひとりはいいとして、以前に遭遇した誘拐少女と敵意丸出しの未来野郎、そして正体不明の謎女。そいつらが突きつけてきた無理難題は、まあ要するに俺をのっぴきならない状況に追い込むものだったのさ。大人気シリーズ第9弾。

☆ 佐々木さんとの再会と、もう一つのSOS団。

ついに始まりました。『驚愕』へと続く序章にあたる巻。
まだ『驚愕』を読んでないんですが、多分『消失』以来の波乱の展開になるのは間違いなさそうです。

キョンたちSOS団も無事に進級を果たし、ハルヒ率いるSOS団は新入部員勧誘にいそしんでいた。
ハルヒはここのところ安定していて、神人や閉鎖空間を作り出すようなことは減ってきているように見えたが、
古泉によると春休みのある日を境に、神人の発生が活発になるようになったのだという。
心当たりのないキョンは回想してみると、どうやらそのある日というのは、フリーマーケットに行く当日に再会した“風変わりな喋り口調のキョンの顔なじみ”である佐々木さんに、ハルヒが出会った日のようで―――。
そしてキョンの前に現れる見覚えのある顔2人+見知らぬ女+顔なじみ。
『陰謀』のときに現れた、いけ好かない未来人男・藤原。
朝比奈さんを誘拐した、古泉に敵対する女・橘京子。
長門曰く『天蓋領域』から来たというミステリアス女・周防九曜。
そしてその中心にいるのは、キョンの中学時代の顔なじみ・佐々木さんだった。

そして驚愕の出会いを経たその夜、キョンの元に電話が―――。

進級と同時に超波乱の展開ですが、ついにキョンの前に“もう一つのSOS団”登場。
待ってました佐々木さん!!
また奇妙な人物が現れましたね。彼女といいハルヒといい、変な女性に恵まれる星の元に生まれたのでしょうか、キョンは。あんな変わり者のハルヒが『変わった人』と評するくらいですから。
それにしても谷川先生、こういう叙述トリックっぽい物好きなんでしょうか。文章だけ読んでると、途中まで佐々木さんが女だとは分からないようになっているのです(と言っても、イラストでバレバレですが)。
でもメンドクサイだろうな、こんな喋り方する女子がいたら。

もう一つのSOS団の動向が、そのまま『驚愕』の展開に繋がっていくのですが、
今の所、佐々木さんにハルヒの力を移したいと考えているのは京子だけで、他の二人は消極的みたい。
佐々木さん自身もあんまり乗り気じゃなさそうだし。
ただ、九曜と藤原がなんとも言わないところが逆に不気味。

☆ タイトルどおり、『分裂』するストーリー。

そう、この巻では(というか次回の『驚愕』もですが)キョンたちが、“もうひとつのSOS団”と初顔合わせしたその夜にかかってきた電話を取るシーンから、αとβという二つの展開に分岐します。
まるでギャルゲーで二つのルートをセーブしながら交互にやってるみたいな感じですが、ライトノベルとしてはかなり斬新な展開。一体この二つの展開が、どう収束していくのか?

αルート

かかってきた電話の主は見知らぬ女だった。キョンに『これからお世話になる』というような意味深なメッセージを残しつつ、切れてしまう。次の日の日曜日はしっかり休むキョン。
そして月曜日、SOS団の部室では新入部員の選抜試験が行われることに・・・・。
もうこの段階で新キャラ登場フラグが立ってたんですね。すっかり忘れてる(笑)
ハルヒに追い出された入団希望の男子が不憫すぎる(笑)

βルート

かかってきた電話の主は佐々木さんだった。キョンに明日また話をしたいと言う。
翌日の日曜日、行きつけの喫茶店に集まったキョンと“もう一つのSOS団”。
そこで京子から驚きの情報が。
なんと世界を改変する力を持つのは、実は佐々木さんなのではないかというのだ―――。
京子と共に、佐々木さんの作り出した閉鎖空間を体験するキョン。
とはいえ雪山での件や、朝比奈さんを誘拐した件のせいで協力する気はないキョン―――。
佐々木さんも乗り気ではないようだが・・・。
次の月曜日。なかなか新入部員がやってこないSOS団では、新入部員選抜試験を行おうとしていたが、
そこでキョンは長門が学校を休んでいることに気付く。
ハルヒが連絡してみると、長門はなんと風邪で寝込んでいるというのだ。
胸騒ぎがするキョン。雪山での一件の再来―――。
ハルヒたちは、長門の家にお見舞いに行くことに・・・・。
喫茶店でまたまた登場、喜緑さん。彼女ホント神出鬼没ですな。
長門がまたしても倒れるなど、今の所こちらの方が展開としては面白そう。

総評

ストーリーが二つに分裂した状態で、終了した『分裂』。
この巻では続き物のため、あとがきもありませんでした。

「さ、行くわよ!有希ん家まで、一直線にね!」
ほとんど怒りにも近い感情的な表情で叫び、先頭に立って走り出す。
無論―――。
その団長命令を拒否する団員は、どこにもいなかった。

―――「涼宮ハルヒの驚愕」につづく
(「涼宮ハルヒの分裂」295ページより引用)


このラストから、4年も間が開くとは誰が予想したでしょうか?
まったく、なんてところで止まってしまったんだ、谷川先生。

コレ読んでると、谷川先生の作風では、ライトノベルの刊行ペースは速すぎるのではないかとも考えてしまう。
さて、次回はいよいよ待ちに待った「涼宮ハルヒの驚愕」のレビューです!!
果たしてどんな展開が待ち受けているのか!?


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