探偵・花咲太郎は覆さない(メディアワークス文庫)

2011年04月09日 13:11

探偵・花咲太郎は覆さない (メディアワークス文庫)探偵・花咲太郎は覆さない (メディアワークス文庫)
(2010/02/25)
入間 人間

商品詳細を見る

「閃かない」探偵・花咲太郎の事件簿、パート2。
今回もヘンテコ・奇妙な事件に巻き込まれる?!
探偵・花咲太郎は覆さない」(入間人間著/メディアワークス文庫
作品紹介

「あの人が犯人よ」「どうして言い切れる?」「何となくよ。だから頑張って、この事件を解決して」「それは無理」「どうして」「今日も迷える子犬を捜索しないといけないからだ」ぼくの名前は花咲太郎。探偵兼ロリコンだ(いや逆か?)。犬猫探しが専門で、今日もその捜索に明け暮れている。…はずなのだが最近、殺人事件ホイホイの美少女・トウキのおかげで、望まない大事件がぼくに向かって顔見せ中。ヤメテー。『閃かない探偵』のぼくにできることなんて、たかがしれてるんだけどなぁ。

☆ 花咲太郎とトウキの出会いとは?!

今回も奇妙な事件に遭遇する花咲太郎。
探偵小説の定型を外しているけど、なんだかんだでよくできてるんだよな~。
今回は花咲太郎とトウキの出会いを描いた話に注目!

第1章:エニグマ作戦

「殺人の証拠を泥棒に盗まれてしまったので、そいつを探してほしい」
またしても登場、殺し屋・木曽川。
嫌々ながらも、木曽川の家へとやってきた花咲。
全く、男二人で何をしているのでしょうか・・・・。

第2章:双子ペット事件

「ウチの猫の“死体”を捜して欲しい」
探偵事務所にやってきた老婆から、花咲に持ち込まれた奇妙な依頼。
そしてやってきた老婆の家には、老婆の双子の姉が一緒に暮らしていた・・・・。
老人特有のボケた発言を繰り返す依頼人。彼女曰く「姉は気が狂れている」という―――。
そして調査を開始する花咲だったが、二人の証言は食い違っており・・・・。
本収録作品中、もっとも探偵小説していると思われる一篇。入間先生は、老人を描くと妙なリアリティがありますな。
オチは現代特有の怪奇な感じが出ていて良かったです。

第3章:この電車の行く先で

花咲が電車で出会った女性。彼女は語り始めた・・・。
「人を殺す予定です―――」
私も電車に乗ったとき、こういう人に遭遇したことがありますので、ものすごいリアルでした。
全く、電車でこの手の人には出会いたくないものです・・・・・・。

第4章:花咲太郎は覆さない

花咲太郎はある日、探偵事務所の駐輪場にて美少女・トウキに出会った―――。
彼女の周りでは人がいっぱい死ぬと言い・・・・・。
花咲の家に居候することになったトウキ。そんな中、同じアパート内で殺人事件が起こる。
その時トウキが「犯人は隣の部屋の人間」と言い始め―――。
前回から気になっていた、トウキとの出会いを描いた話。
トウキの素直じゃない回りくどい思いが見え隠れする一篇。

第5章:水槽の向こう側

トウキと共に水族館にやってきた花咲。
楽しむ彼らだったが、ちょっとトウキと離れた隙に、立てこもり事件に遭遇してしまう。
しかも犯人から、人質に選ばれてしまった?!
ところが同じく人質に選ばれた人物の中に、見覚えのある人物がいて?!
毎度おなじみ木曽川登場。今回は仲良く人質に。
そういえば殺し屋だったね~~~~この人。
人質がこんなにへんなメンツだったら、困るだろうな、犯人は。

☆ 底が見えない作家・入間人間

所々にいろんな作品の名前が出てくるこの作品。
入間先生は、全部からインスピレーションなり何なりを受けてるのでしょうね。
入間作品全部に言えることですが、作家自身の底が見えないですよね。
入間先生は、この先も底が見えない作家であって欲しいですね。

今回は、私の希望通り、トウキとの出会いの話が読めたので、大変満足でした!

総評

このシリーズの3作目って出ないのかな?
出たら読みたいよ!

探偵・花咲太郎は閃かない 感想




にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://matrixblog.blog65.fc2.com/tb.php/587-e6da02a7
    この記事へのトラックバック