“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人(角川スニーカー文庫) 

2011年04月05日 14:05

“菜々子さん”の戯曲  小悪魔と盤上の12人 (角川スニーカー文庫)“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人 (角川スニーカー文庫)
(2010/10/30)
高木 敦史

商品詳細を見る

随分積んでたような気がします・・・・。
菜々子さんに操られたい・・・・・。
“菜々子さん”の戯曲 小悪魔と盤上の12人」(高木淳史著/角川スニーカー文庫
作品紹介

高校に入学した宮本剛太は、とあるアクシデントによって“菜々子先輩”と出会う。美少女大好きな彼にとって、彼女はストライクゾーンのど真ん中、一目で心を奪われ、彼女が所属する映画研究会に入ることに。そんな中、校内で盗撮写真が出回っているという噂が流れ、映研が疑われてしまう。宮本はその疑いを晴らす為に調査を始めることになるが―小悪魔“菜々子さん”の言葉に突き動かされる宮本は、いかなる真相に辿り着くのか!?―。

☆ “菜々子さん”の所属する映画研究会の周りは、ミステリーがいっぱい。

菜々子さんシリーズ(?)の2巻。
今回は主人公が変わって、高校生の宮本君の視点で菜々子さんのミステリアスな暗躍振りが描かれます。

やっぱりいいな~、この作品。
日常を描きつつ、ミステリーが絶妙にスパイスになっていて飽きさせない。
映画研究会の周りで起こる、様々な事件。
解決するため奔走する宮本の影で、密かに暗躍する“菜々子先輩”・・・・。

綺麗な女の先輩に遊ばれたい(操られたい)という人には、ドストライクの内容。
短編連作で毎回宮本が事件を解決するんだけど、読了後に感じるのは“菜々子先輩の手のひらの上”という感覚。
「その味は甘く、屈辱に似ている」って言葉・・・・いかに宮本が事件を解決しても“美しい菜々子先輩には全てお見通し”という抗いようが無いこの感じ・・・・Mな人にはたまらない言葉だとは思いませんか?
でも毎回菜々子先輩のターンというわけでもなくて、宮本が菜々子先輩を出し抜いて彼女が驚いているところも。
最後の方で菜々子先輩は宮本を押し倒してるし・・・・綺麗な先輩に押し倒されるってドキドキしますね。

毎話のミステリーもなかなか。
かと思えば、全然事件を解決しない回もあって、マンネリしないところもGood。
でももうちょっと映画研究会の活動に合わせたミステリーを期待してしまったり。
チェスに関するミステリーが2回あったんで、その辺は工夫して欲しかった。
キャラクターも良くて、天坂さんのハリウッド映画を馬鹿にしている感じはわかるな~~~。
フランスのヌーヴェルヴァーグの映画とか見て、私は単純じゃないわ、って感じがね・・・。
一時私も映画通ぶってた頃がありましたからね。ゴダールとかトリュフォーとか見てたな~。

☆ ミステリアスな“菜々子先輩”の手のひらで送る日常。

なんかすごい好みですよね。この空気感。
楽しいんだけど、なんか危うくて、一皮むけると危険な世界が広がってる・・・・でも甘くてやめられない・・・。
「ハルヒ」の空気感に非常に近いです。
いい意味で角川スニーカーって感じの作品。
多分続くんだと思いますが、
角川書店はこの作品をもっとプッシュした方がいいと思います!!

総評

3巻出たら、間違いなく買うでしょう。
買って損は絶対しない、良作のミステリーラノベです!!

“菜々子さん”の戯曲 Nの悲劇と縛られた僕 感想



にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村
スポンサーサイト


コメント

  1. 浜名猫鳩 | URL | -

    通りすがりですが……うああああ、2巻出てたのかよこれ!
    この記事見かけて初めて知りました情報弱者です。有難うございます。

    すげえ楽しみなんで記事内あえてしっかり読んではいませんが、角川がこれをもっとプッシュした方がいいというのは大賛成です。絶対良いと思うんですよね。
     こういう作品がラノベで出てくれると、ああラノベもまだいけるじゃないかって思えます。

  2. naomatrix | URL | -

    Re: タイトルなし

    >浜名猫鳩さん
    そうですよね~。こういう作品を読むと応援したくなりますよね!!
    それがマイナー作品ならなおの事。
    角川スニーカーは「ハルヒ」だけじゃないってことをアピールしたい!!

コメントの投稿

(コメント編集・削除に必要)
(管理者にだけ表示を許可する)

トラックバック

この記事のトラックバックURL
http://matrixblog.blog65.fc2.com/tb.php/579-0e322b6d
この記事へのトラックバック