煉獄のエスクード RAINY DAY&DAY(富士見ファンタジア文庫)

2011年04月01日 15:58

煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY (富士見ファンタジア文庫)煉獄のエスクード RAINY DAY & DAY (富士見ファンタジア文庫)
(2005/05/20)
貴子 潤一郎

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今日は富士見ファンタジア文庫のクラシック作品。
煉獄のエスクード RAINY DAY&DAY」(貴子潤一郎著/富士見ファンタジア文庫
作品紹介

「それの解読のために、何人もの人間が発狂し、命を失った」フランスの古書店で発見された一枚の紙片。それには呪われた文字で“扉”の場所が記されていた。「やつらは人の肉を喰らい、血を啜る」“扉”―それは魔界とこの世を繋ぐ門。その封印が破れた時、世界は“魔族”に蹂躙され地獄と化す。退魔の妖剣ブラディミールに選ばれてしまった少年・深津薫は、教皇庁の影の組織エスクードの一員となり、“扉”を封印する力を持つ美少女“レディ・キィ”の護衛の任務につくことになる。「やつらにレディ・キィを奪われてはならない。護れない時はお前が彼女を殺せ」17歳の少年に託された残酷な使命…。だがそれは、薫の長い闘いの始まりにすぎなかった―。大賞受賞作家本格始動!現世と地獄の狭間で魔族と闘う戦士たちの壮絶な生き様を描くネオ・ハード・ロマン登場。

☆ たまには、こうやってクラシック作品に触れてみようと思う。

古い作品ですね~。2005年だから6年前。
古本屋でなんとなく買ってしまったよ。
大森望さん編集のアンソロジー「不思議の扉」(角川文庫)シリーズで、貴子氏の短編「眠り姫」を読んだので
クオリティは高いんだろうな~とは思ってました。

読んでみて思ったけど、
すごいBL臭だッ!!!
そういえばBLものってはじめて読んだような気がするな。
う~ん、腐女子の方々はこういうのが好きなのか・・・。奥が深いな・・・。
というわけで男同士の絡みが、ちょこちょこ出てきます。そういうのがダメって人は多分全く受け付けないのでしょうね。
それにしても、私のイメージしてる男臭い友情というのと、BLって随分開きがあるような・・・。

さてBL以外の部分はどうなのかというと、あらすじに書いてあるネオ・ハード・ロマンという触れ込みは伊達じゃなかった。
薫とレディ・キィといわれる少女・ソフィアとの出会い。
“奴ら”と呼ばれる魔族の攻撃。
それぞれのキャラクターの陰惨な過去。
そして薫は、ソフィアのレディ・キィとしての悲しき宿命を知ることに・・・。
切ないな~。なんとなく先が読めるとはいえ・・・。
奴らとのバトルはリアルでシリアス。なかなかマンネリしてなくて、ここでも筆力のすごさが発揮されてますね。
レイニーと薫の冒頭のバトルがあって、どういう経緯でそこに至ったのかが描かれるわけですが、こういう書き方はかなり勇気が要りますよ。だってオチが分かってるわけですから。
その困難な方法にあえて挑戦する貴子氏の筆力は驚くべきものです。
ありきたりなハッピーエンドを拒否して、苦い終わり方をしているのもイイ。

☆ レイニーの立ち位置が好きだな・・・。

ソフィアのそばにいるボディガードの謎の女性・レイニー。
彼女の存在も、この作品のシリアスムードに一役買ってます。
この敵なのか味方なのか、よく分からない立ち位置のキャラクターって好きだな。
レイニーとソフィアの悲しい宿命・・・ハードだな。

総評

BLだったけど、読ませられてしまいました。
たまにはこういうのを読んで、新鮮な風に当たるのもいいかもですね。

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