丘ルトロジック2 江西陀梔のアウラ(角川スニーカー文庫)

2011年03月26日 17:30

丘ルトロジック2江西陀梔のアウラ (角川スニーカー文庫)丘ルトロジック2江西陀梔のアウラ (角川スニーカー文庫)
(2011/02/26)
耳目口 司

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前作がなかなか良作だったので、2作目も購入。
角川スニーカー受賞作はやっぱり安定してるな。
今回は幼馴染とドッペルゲンガーとロックだ?!
丘ルトロジック2 江西陀梔のアウラ」(耳目口司著/角川スニーカー文庫
作品紹介

街でトイレを探し、すんでのところで女子トイレに駆け込んだ咲丘。危機から解放され個室を出ると、長身痩躯のギター少女の襲撃が。現代の都市伝説「幼馴染」香澄との最悪の再会、だがそれは全ての始まりだった。街を揺るがしたテロの後、歓楽街「オアシス」では「ドッペルゲンガー」の目撃が相次ぎ、その目撃者の多くが怪死していた。そして香澄もまた「ドッペルゲンガー」の目撃者だったのだ―。『世界を知るための戦い』第二弾。

☆ ロマンのかけらもない幼馴染との再会から始まる、新たな事件。

町を歩いていると、ふと便意を催す時があります。
下半身に気をつけつつ、トイレを探すもこういうときに限って満室。
そうしている間にも、刻々と迫る破滅の時。
追い詰められた時、目に入ってきたのは女子トイレ・・・。
当然ですが、決して真似をしないように。
確実に社会から抹消されます(笑)

最悪のシチュエーションで幼馴染・苧環香澄と再会した咲丘。
話が弾む二人だったが、彼女は「ドッペルゲンガー」を見たらしく・・・。
一方、沈丁花桜率いる丘研は、“顧問を見つけなければ部室から追い出す”と城尾滝から告げられ・・・。

角川スニーカー大賞受賞作待望の2巻。やっぱり面白いな~。
前回もよかったけど、個人的にはストーリーがスッキリしていた分、今回の方が格段に良かった。
このミステリーとホラーと薀蓄が、ちょうど良く混ざり合ったストーリーがたまらない。
ストーリーの中で、さりげなく芥川龍之介の『歯車』やチャップリンの『モダンタイムス』の話など、文学や映画に詳しくない人にとってはなかなかためになる話が出てきて得した気分になるのもイイ。
香澄のことが心配になった咲丘たちは、ドッペルゲンガーにまつわる事件の謎を知るために、再び歓楽街「オアシス」に突入することに。
謎の『コーヒーハウス』やら、ドッペルゲンガーと似て非なる存在『シェイプシフター』、謎のカルト集団『セントポーリア』、急に増え始めた謎の落書きと鏡。これらの謎が入り混じる中、果たして咲丘たちは、ドッペルゲンガー事件の真相を解き明かせるのか?!

それにしても今回の巻の感想は次の言葉に集約されるでしょう。
香澄カワイイ!!
江西陀カッコカワイイ!!!

今回はこの二人がメインですね。その分、女郎花さんとか代表の影が薄いのがアレですが・・・。(ただし、香澄にサクラちゃんと言われて照れる代表が萌える)
ロックンローラーになるという夢のため、咲丘の家に居候し始めた香澄。
働きもせず、ギターを片手にライブを行う彼女。
このまっすぐさ・正義感ががいいな~~。不器用で融通が利かないところもあるけど、熱いキャラって嫌いじゃないよ!!
でもそんな彼女の努力とは裏腹に、世間は香澄の思うほど甘くなくて・・・。
なんかね、今の自分と重ね合わせてしまったな。夢に向かって一直線すぎて、他の事が目に入ってない感じが特に。
誰でも“自分には個性がある”と思っているもの。何度やっても認めてもらえないこともザラにあるのが当たり前。
確かに人生には諦めが必要な時もあるでしょう。
でもそれはちゃんと自分のもてる力を出し切って、それでもダメだった時でしょう。
努力する前から諦めてはいけない、というメッセージが香澄を通して伝わってきました。

☆ 江西陀の我慢は限界に来て・・・。

死体が好きすぎる江西陀。
前回の事件から今まで、ずっと我慢してきた彼女。
だけど、やっぱり・・・・。
江西陀ってああいうキャラだけど、根はいい子なんだよな・・・。
咲丘との関係はこの先どうなるんだろう・・・。

さて、一癖二癖な新キャラも登場して、ますます先が気になってきましたよ。
香澄、マリ先生、小柳津がこの先ストーリーにどう絡んでくるのか見ものです!!

総評

3巻も購入決定だよ!
楽しみだな~~。
次回は女郎花さんとかがメインになるのか?



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