レッドアローズ(講談社BOX)

2011年03月23日 15:56

レッドアローズ (講談社BOX)レッドアローズ (講談社BOX)
(2011/03/02)
森野 樹、ヤスダ スズヒト 他

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今日で講談社BOX月間も終了。
といっても来週には「花物語」が出るんですが・・・。
レッドアローズ」(森野樹著/講談社BOX
作品紹介

一流軍団シャイニングスの中継ぎピッチャー・大空昇太郎は、球場で憧れの女子アナのデート現場を目撃、ショックのあまり危険球、相手選手を昏倒させたトラウマでフォークボールが投げられなくなってしまう。あっさりシャイニングスを解雇され、打ちひしがれる大空のもとに現れたのは弱小球団レッドアローズのコーチ・本郷だった。本郷が打倒シャイニングスを掲げて打ち出す、命懸けの秘策とは…!?そしてシャイニングスによる、日本プロ野球界を破滅に導く目論見とは…。

☆ 弱小球団・レッドアローズが、打倒シャイニングスのため立ち上がる!!

「○×△べーす。」「ぐいぐいジョーはもういない」に引き続き、野球3作目。
講談社BOXですから、癖のある作品・・・のはずです。

(Now Reading...)

読んだけど・・・・思ったより王道だった。
なんというか今までひねくれた作品が続いたから、あまりにも王道のスポ根ストーリーに驚いてしまった。
ストーリーは、一流球団シャイニングスを解雇された大空昇太郎が、弱小球団レッドアローズのコーチ・本郷の下、
一癖も二癖もあるメンバーと共に、シャイニングス打倒を目指すという話。
メンバーが武士やらきこり(!)やら元自衛隊員だったり、負担をかけない現代の練習法に反して、巨人の星式練習法を行うするところはもはやお約束に近い。そういう意味では驚きは無いけど、ちゃんと王道しているので面白く読める。
試合前にシャイニングスからの妨害行為で、大空が球場にたどり着けるかどうかというところも、どっかで見たような展開。

作品自体には文句はないんですが、もうちょっと尖がってても良かったような・・・。
キャラクターの尖がり具合も、武士やらきこりやら妙な経歴のメンツがいるぐらいで、キャラクターの立ち方がちょっと足らないかな・・・・。
それでも、大空昇太郎が最初チャラチャラした感じの奴だったのが、本郷の下でトレーニングすることで成長していくところはなんとも言えず爽快ですな。ここら辺の過程がもうちょっと見たかったな。

☆ それにしても表紙はちょっとだけ詐欺っぽいな・・・・

はっきり言ってしまうとこの作品、女の子がほとんど出てきません。
出てくるのは主人公が解雇される原因となった女子アナと、シャイニングスの会長の側近の轟木さんぐらい。
だから読み終わって改めて表紙を見たときに、「このチアガールの子、誰?」ってなりましたよ。
ひょっとしてこの人が轟木さんなのか?

話変わるけど、講談社PowersBOXはイラストレーターに実力派を揃えてきてますね。
mebae先生、左先生、そして今回のヤスダスズヒト先生。
イラストレーターが実力派だと、こっちもそれなりに期待しますよね。
実際「神戯」と「ダンゲロス」は面白かったし。
ただ「レッドアローズ」は作品中にはイラストが無かったんで、それほどでもなかったかな~。
作品の出来とイラストレーターは関係ないですけど、今までの経験上、イラストが上手い作品はストーリーも読み応えのあるものになっている気がするんですよね。

「神戯」「ダンゲロス」のような突出した面白さはないですが、王道のスポ根ストーリーを楽しみたい人にはオススメですよ。

総評

やっぱり王道っていいですよ。たまには読みたいと思わせてくれますね。
さて講談社BOX月間もひとまず終了。
来週は化物語シリーズ最新作「花物語」が刊行されるので、期待して待ちたいと思います。



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