オレとカノジョのエンドレスウォーズ

2010年07月17日 01:52

大変長らくお待たせしました!!
小説発表です!!
拙い文章力で、一生懸命書きました。
ところどころ読みづらいところもあるかと思います。

今回はプロローグ的な話ですね。
下書きを推敲していったら、思いのほか短くなってしまいました・・・
多分・・というかかなり物足りないかもしれませんが、続きは現在ちょっとずつ執筆中です。

それとかなり遅くなりましたが、5000ヒットありがとうございます!!

それでは、続きを読むからどうぞ!!
オレとカノジョのエンドレスウォ-ズ

Round1 1日は、マシンガンで始まる

朝6時半。
カーテンの隙間から漏れる光で目が覚めた。
目覚まし時計のスイッチを切る。

二度寝したい気持ちをなんとか抑え、ふらついたその足で洗面所へ。
キシリトール配合の歯磨き粉を歯ブラシにつけて歯を磨く。
鏡の中の自分の顔を見る、最近ひげがうっすら伸びてきた。
髭剃り購入の検討をした方がいいようだ。
横のゴミ箱を見ると、大量の赤くなったティッシュ。
その後寝室に戻り、布団を片付けた後、開いたカーテンから外を見る。
今日もいい天気。

7時。
朝食を済ませ、着替え。
ハンガーにかかっている制服を見る。
ここ最近制服のアイロンがけを面倒くさがって放置しているため、シワがところどころ出来ている。
今度の週末に、他の服も含め対処しないとな。
制服の隣にかかった、真っ赤に染まったシャツを見る。
・・・落ちるかなコレ。

7時15分。
テレビでニュースを見る。
殺人事件や政界のゴタゴタ、芸能ニュース以外に大したニュースはない。
最近はテレビを見ることが少なくなった。
いや、見ている時間が無いと言うべきか。
ここ最近いろいろなことがありすぎて、ゆっくりテレビを見ている暇など無かったのだ。
天気予報と占いを確認する。
ラッキーカラーは茶色だって。
こう無茶苦茶な日々が続いていると、普段占いを信じていない俺でも運勢にすがりたくなる。
女の子みたいだな。
テレビを消した後、
ポストからあふれ出ている大量の手紙をゴミ袋に詰め、口をしっかり縛る。
今日は燃えるごみの日。

7時20分
家の中を確認する。
窓は閉まっているか。
ガス栓は閉めたか。
よし大丈夫。
手提げカバンを持って玄関へ行き、
ドアを開ける。

「やっと見つけたわ・・・柴田サトル!!」
マシンガンを持った、稲森瀬奈が立っていた。

バタン!!
ガチャ。

「ちょ!!何で閉めるのよ!!」

7時20分58秒。
・・・・・・夢だ。
急に現実に引き戻された。
テレビの占いなんて、こんなもんだ。
せめて朝だけは、と思っていたのだが、あの女はその数少ない休息すらオレから奪い取る気のようだ。

昨日の帰り道、あの女の先回りをして落とし穴を掘ったのに。
途中で雨に降られて、罠にかかったのを確認しないで帰ったのがよくなかったのか。
ここ1週間あの女を尾行して、行動パターンを分析した結果の作戦だったのだが、
次はアイツが寄り道する場合も考慮した方がいいみたいだ。

カチャ。

マズイこの音はッ!!
すぐさま体を伏せた。

「出てきなさい!!柴田アアアアァァァァ!!」
ガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガッッ!!!!

マシンガンの銃声が鳴り響いた。
無茶苦茶という言葉は、コイツのためにあるんだよ、きっと。

7時23分。
銃声が鳴り止んだ。
静寂が辺りを支配する。
「ふふッ。これでアイツも観念して・・・なッ?!!」
煙が晴れたとき、姿を現したのは、
ところどころ凹みはあるものの、穴ひとつあいていないドア。
こんなこともあろうかと、ドアを防弾仕様にしておいてよかった。
「そう簡単には、俺の家の中へは入れないぜ!!」
「む~~~~~~~~!!!」
しかし銃声が鳴り響いたというのに、誰も出てこないところを見ると、
ここ近所の人間はこの惨状を改善することを諦めたらしいな。
スイマセン、近所の皆サマ。

7時25分。
「早く出てきなさい!!アンタには言いたいことが山ほどあるのよ!!」
「うるさい!!銃刀法違反女!!」
ドンドンドンドンドンドンドン!!!!
激しく叩かれるドア。
「昨日の帰り道のアレ。アンタの仕業ね!!落とし穴なんていつ時代の人よ!!」
The king of 罠をなめるんじゃない。
第一、人の家にマシンガンを打ち込むような奴に、罠のレベルについてどーのこーの言われる筋合いは無いね。
「ふーん、そう。アンタがそのつもりなら、こっちにだって考えがあるわ」
マシンガンに代わる考えがあるとでもいうのか。
ドアを必死に抑えつつ、時計を確認する。
学校への通学時間を逆算して、遅刻しないで学校へ行ける時刻をもう5分も過ぎていた。
マズイ。非常にマズイ。
このままだと入学1週間にして、生徒指導室のお世話になってしまう。
穏便に学園生活を送りたい俺としては、早くも3年間無遅刻無欠席計画頓挫の大ピンチだ。
だが今は無遅刻無欠席よりも、どうやって家から脱出するのかを最優先で考えよう。
あの女が玄関の前でうろついている以上、玄関からの脱出は諦めた方がよさそうだ。
裏口はどうだ?
いや、結局玄関ドアのある道路側に出ないといけないから、どの道奴とかち合うことになる。
隙をついて玄関からダッシュするか。
しかしどのぐらいの距離を全力疾走できるかわからない。
仮に振り切ったとしても、それで1日を耐え抜くのは正直しんどい。
ああ、こうしている間にも、ホームルーム開始の時刻が刻々と近づいているというのに。
マズイ。マジでマズイ。

と、家からの脱出方法をあれこれ画策していると、
ガチャガチャ!!
ドアノブの向こうから、金属が擦れる音が聞こえてきた。
「あれ?開かないわね・・・こっちかしら・・・」
ガチャガチャ!!
「おい、なにやってる?」
「アンタがドアを開けないから、カギ開けようとしてるのよ」
「俺の家のカギ持ってないよな?」
「そうね」
「じゃあどうやって開ける?」
「いわゆるピッキングって奴」
「・・・どうやって覚えた?」
「通信教育って便利よね」
犯罪の匂いがプンプンしている講座だな。それは。
世も末だよ。まったく。
「あッ。確か落とし穴スペシャリスト養成講座ってのもあったわ。アンタも受講したらいいのよ。オトシスト講座」
オトシストって何だ。
一生縁が無いと思うぞ。その講座。
ガチャガチャ!!
「おい!!止めろ!!ドアが壊れるだろーが!!」
「もう!全然役に立たないわね!ピッキング3段!!」
段位制なのか。ピッキングの通信教育。
「お前ピッキングの道具いつも持ち歩いてるのか?」
「もしもの時のためよ」
ピッキング道具が必要な「もしも」って、空き巣する時ぐらいじゃないのか。

ガチャ。ガチャガチャッ!

「そうだお前!!昨日撃ってきたペイント弾、全然色オチねーじゃねーか!!」
「犯罪者に使うペイント弾がすぐ落ちるものだったら意味ないでしょ?」
「オレは犯罪者じゃねー!! 犯罪者用のペイント弾って、何でそんなモンお前がもってんだ!!」
「最近のネットオークションの品揃えには、驚かされるわね」
コエーよ。インターネットの闇。
「とにかくクリーニングしなきゃいけねーんだよ!!どうしてくれるんだ!!」
「そう言ってクリーニング代に始まり、私からありとあらゆる金を脅し取るつもりなのね!なんて奴なの!!」
「ああ、せびってやるね!!この際だから悪徳金融業者もビックリの利子つけてせびってやるよ!!」
「ア、アンタ!!クラスメイトを堂々と恐喝してんじゃないわよ!!」
「少なくとも、朝から家にマシンガンぶっ放すよりは罪が軽いわ!!」
ついでに、例のアレにも触れなくては。
「あと、家に送られてきた大量の手紙はなんだ!」
「ああ、あの不幸の手紙、そんなに来たのね」
「不幸の手紙は数ありゃいいってもんじゃないぞ!!」
「へえ、そうなの?よく知らないわ。そういう都市伝説の詳細は」
「アレ全部、一人で書いたのか?!」
「そんなわけ無いじゃない。ただ文末に「この手紙を3日以内に柴田聡を含めた3人に送ると、あなたの家にツンデレメイドさんが押しかけちゃうぞ☆」って書いただけよ」
なんてオタク率の高い街なんだ!!
つーか、そもそも不幸の手紙ですらない。
俺に送ってきた奴、興味本位で書きやがったな!!
ていうか今更だけど、俺の個人情報ダダ漏れてる?!!
そんな連中がうようよしていては、うかつに本屋にラノベを買いに行けねーじゃねーか!!

ガチャガチャ・・・ガチャ!!カチッ。

くそ、もっと早くピッキング対策しておけばよかった!!
カギが開いた途端、ドアがすさまじい力で外に引っ張られる。
ドアノブを必死に抑えるも、少しずつ開いていく。
コイツ・・なんつーバカ力だ!!
「・・・みーつけた」
ドアの隙間から、稲森の微笑んだ顔。
コエー、「シャイニング」のジャック・ニコルソンよりコエーよ!コイツ!!
「お前!!こんなことしてたらッ・・・遅刻するだろーがッ!!」
「だからッ・・・素直に出てくればいいのよ!・・・そうしたらお互い遅刻しなくてッ・・いいでしょ!!」
「イヤだーーーーーーーーーーーー!!!!」
玄関で小学生染みた攻防をする高校生二人。
「まだテストのこと根に持ってるのかよ!!いつまでこんなこと続ける気だよ!!」
「私がアンタに勝つまでよ!!アンタが振り分けテストで1位なんかとらなければ!!」
「俺は普通に勉強しただけだ!!」
「普通に勉強して学年1位なんて、通信教育とか家庭教師とか塾行ってる奴に謝りなさいよ!!」
「全国の通信教育を受講者、家庭教師の利用者、塾通いの方スイマセン」
「スグ謝るな!!絶対真剣じゃないわね!!そういう人をバカにした所がムカつくのよ!!」
くそ、こうなったら一か八か。
ドアノブをつかむ手を離した。
「ちょ!!きゃあ!!」
内側に引っ張る力が急に無くなったため、稲森は、後ろに倒れこんだ。
その隙に俺は、わき目も振らずダッシュした!!
「こらああああ!!待ちなさい!!」
稲森の叫ぶ声が序々に小さくなっていく。
走りながら俺は、コレから始まるであろう、長い一日を思った。
今日一日・・・がんばれるだろうか・・・
カバンから取り出した護身用の催涙スプレーを片手に、大きく嘆息した。
まったく・・・なんでこんなことになったんだ・・・


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コメント

  1. つかボン | URL | v14okzU2

    本当になんでこんなことになったんだ、というぐらいのハチャメチャっぷりですねw
    とても面白かったです。文章力云々というよりも、テンポやノリを楽しむことができました。ここまで待った甲斐がありました。
    まだまだ序章ということなので、次回を首を長くして待っています。

    それでは、改めて5000HITおめでとうございます。

  2. naomatrix | URL | -

    Re: タイトルなし

    >つかボンさん
    ありがとうございますぅ~~~~~~~~~~!!!!!(泣)
    アップしてから悪い方にしか想像がいかなくて・・・
    文章力ないのは自分でも今回書いてみてよくわかりました。
    やはり物を書くというのは難しいことなんだなと痛感しましたね。
    part2はもっと肩の力を抜いて書けるようにしたいです!!

  3. ask3 | URL | z97FPmlM

    いろいろとつっこみたかったりもしますがそれは置いておいてw
    面白かったです。

    続き、楽しみにしてますね~

  4. 遠野秀一 | URL | -

    こんばんは、遠野です。
    待ちに待った小説の登場ですねw

    爽やかな朝かと思ったら
    (赤い~~は気になりましたが)、
    まぁタイトル通りの展開にw

    ご機嫌に銃刀法違反を無視するレディやら、
    マシンガンの音をガン無視するご近所さんやら、
    さりげに扉を防弾仕様にしている主人公さんやら、
    突っ込みどころが満載でしたね。

    面白かったです、続きを楽しみにしてますw

  5. リョウサンガタ | URL | -

    おぉ!
    完成おめでとうございます!

    じっくり読ませていただきます!

  6. 局地戦闘用エンジェロイドタイプΔAstraia | URL | -

    小説には、興味があります!

    いやぁ~。面白かったです。
    沢山、笑わせて頂きましたwww。
    凄いですね!
    続きも期待しています!

    遅くなりましたが、5000HITおめでとう御座います!!!
    これからも頑張ってください!

    では。

  7. naomatrix | URL | -

    ありがとう!

    みなさんありがとう~。
    お世辞でも嬉しいです(笑)
    文書力無いのは、これからなんとか向上させたいと思います!!

  8. ゆるり | URL | -

    どうも、ゆるりです。

    お久しぶりにコメントしますw

    小説読ませて頂きました!


    突っ込みを入れたい場所はありますが、逆にそこを、飛ばした展開にする事が、この小説の面白さですね!


    サトルくん。このコンクリートジャングルに、まだ落とし穴を掘れる通学路があった事にびっくりだよ!?

    扉には実弾。人体には赤いペイント弾。しかし、瀬奈さん・・・普通は貫通します。扉に実弾を掃射しないで下さい。

    柴田家防弾仕様!セコムもびっくりだ!!

    近所が反応しない訳・・・それは、ここら一帯の住宅街が防弾仕様になっているからだ!流れ弾にも順応に対応するご近所は特殊な訓練を受けていますw


    瀬奈さん・・・落ちたのか・・・

    マシンガンを持った少女<<<<<無遅刻無欠席

    当たり前ですw

    ピッキングツール!私も欲しいっ!あ、間違えたその通信教育教えて下さいっ!!←ゑ?


    不幸の手紙・・・何て威力だ。誤って、3通送っちまったぜ☆←ぇ?

    重ねて言いますが、ここの住人は特殊な訓練を(ry

    こえージャック・ニコルソン超怖かった!ググッたら、超怖かった!

    理由・・・振り分けテストで1位を取ったから♪

    ひどいッス、瀬奈さん・・・サトルくんの実力ッスよ。




    続きが楽しみです。

    頑張って執筆して下さいね!

    ではでは~♪

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