ヴァンダル画廊街の奇跡

2010年06月06日 22:45

ヴァンダル画廊街の奇跡 (電撃文庫)ヴァンダル画廊街の奇跡 (電撃文庫)
(2010/02/10)
美奈川 護

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今回は電撃小説大賞<金賞>受賞作の登場です。
ヴァンダル画廊街の奇跡」(美奈川護著/電撃文庫
内容紹介

人は誰もが、心の中に一枚の絵を持っている-------

統一された政府により、様々な芸術が規制を受け始めた世界。
しかし、そんな世界各地の壁面に封印されたはずの名画が描き出される事件が起こる。
「Der Kunst Ihre Freiheit!(芸術に、その自由を!)」
絵とともにそう書き残していく<アート・テロリスト>を、人々は敬意をこめて「破壊者(ヴァンダル)」と呼んだ。
政府を敵に回すという危険を冒してまで彼らが絵を描く理由とは?
そして真の目的とは?---------

第16回電撃小説大賞<金賞>受賞作!

○ 文句なしの金賞受賞作!!

良かった!!いろんな人に読んでほしい一作です!!

こういう作品は内容の出来不出来はともかく、応援したくなりますね。
なにせ舞台がほとんど海外な上、実在の絵画の知識がこれでもかというほど登場します。
文学少女の絵画版といった感じの趣があります。
作品の細部からにじみ出ている、作者の知識の豊富さに驚かされますね。

それだけではなく、主人公エナの父親が書いた絵を巡るサスペンス的な要素もあって、
なおかつ最後に感動が待っているという構成の良さも○。

特殊な「眼」を持つ少女・エナ。
エナと行動を共にする高性能AI・ネーヴォ。
エナを守る不老の半サイボーグ・ハルク。
これらのキャラクター造形が類型的でなくていいですね。

○ この作品は貴重な存在になると思う

こういうタイプの作品って、割と貴重だと思うんですよ。
なにせバカテスのような日常を描いた作品と違って、書くのが非常にめんどくさいタイプの作品でしょう。
なんとなくですが、文学少女みたいなポジションになっていくのではないでしょうか。

ピカソの「ゲルニカ」とか知っている名画も登場するので、読んだ方は調べてみるといいのではないでしょうか。
こういう楽しみ方も出来るという意味でも、やっぱり貴重だと思いますね。

総評

絵画って個人的にスゴイ好きなんですよね。
画家の画集もいくつか持ってますし。
ぴったりの作品が登場したなという感じですね。

2巻も好評発売中ですね。
早速買って読んでみることにします。




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コメント

  1. 黒の死神 | URL | -

    思ったんですが。

    お金持ちですか!?

    それとも立ち読みですかね・・・?
    なんにせよ、中学では限界がぁぁぁ・・・。
    ・・・羨ましいです・・・。

  2. つかボン | URL | v14okzU2

    この作品は私も一押しです。
    電撃の受賞作品の中でも、結構な出来だと思います。
    綿密に考えられた設定の数々に感嘆してしまいます。
    個人的には一話目が好きでした。最後の少年と祖父のやりとりに胸が熱くなりました。
    私も早く続刊を読まなければ。

  3. naomatrix | URL | -

    Re: タイトルなし

    >黒の死神さん
    働いてますからね・・・
    しかし、やりくりが大変です。

    ラノベ>自分の財布の中
    こんなだから月末は寂しい・・・

    >つかボンさん
    こういう作品、大切にしていきたいですね。
    naomatrixは挑戦する人の味方です!

  4. エイ | URL | 5j/FW4Ss

    発売直後に買ったのに積んだままなのでこれは早く読まねばです。

  5. naomatrix | URL | -

    Re: タイトルなし

    >エイさん
    2巻がどうなるのか期待ですね。
    早く買ってこないと!

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