『シン・ゴジラ』観てきました!

2016年07月31日 23:00



7月30日土曜日に、話題の『シン・ゴジラ』観てきました!
アニメとかを除くと、実写邦画を劇場に見に行くのはかなり久しぶり、その上『ゴジラ』映画なんて、小学生以来ですよ。
去年のG・エドワーズ版ハリウッドゴジラも未見の状態で見に行ったのですが、なんというか小学生の頃に見た平成ゴジラのクオリティを知っている自分としては、邦画の特撮レベルもついにここまで来たか、と感慨深かったです。

監督は『エヴァ』でご存知庵野秀明監督。
その監督自身が脚本を書いているわけですが、まずゴジラというビッグネームということでバジェット(予算)は多いとはいえ、ハリウッドに比べたらまだまだ少ない中、実際にゴジラに対処する人々、閣僚周辺の人々、自衛隊に焦点を絞って、一般人視点をほぼオミットしたのは大正解。
そしてデイヴィッド・フィンチャー監督の『ソーシャル・ネットワーク』ばりに早いセリフ回し(しかも専門用語多し)によって、段々クラクラしてきます。 あまりに早口で言い過ぎて、ちょっと棒読みになっているフシが無くはないですが、実際にゴジラが出現したらもしかしたらこうなってしまうのかな、と思わせてしまうリアリティがありました。
全編ほぼ会議シーンばっかり続くわけですが、その中でも思わず笑ってしまうようなシーンがところどころ差し込まれていて、固くならない作りなのはもちろん、しつこいぐらいに出てくるテロップがこれまた笑いを誘っていて、バランスがいい作りになっているのが素晴らしいです。
見る前はどうも『エヴァ』のイメージがあるせいで、また主人公がウジウジして話がぜんぜん進まないのかな、と思ってたりもしていましたが、そういう人物が一人も出てこないどころか、こういう政治ドラマでありがちな、自己保身のために自分勝手な行動したりする人物も、ほぼいなかったのはちょっとビックリした。 多少ダメさはほのめかしつつも物語の進行を妨げない程度にして、あくまでもゴジラをどうやってやっつけるのかという部分に注力しているのが今回の勝因ではないでしょうか。 そういう意味で話の構造はリドリー・スコット監督の『オデッセイ』っぽいな~って思ったりもしました。

そして肝心の特撮部分は、多分今現在日本が出来る最高レベルの映像になっている(はず)と思います。
出来る限り実写で出来るシーンは実写で撮って、CGはそれを補う形で、というクリストファー・ノーラン方式が上手く行ってるのはもちろんのこと、合成シーンも昔のゴジラ映画に比べて格段にレベルが上がっていて、違和感がなくなっていることに時代の流れを感じましたね。
そのゴジラも最初の形態からだんだん進化していって、よく知っている二足歩行になるのが新鮮だし、そして誰もが驚いたであろう放射熱線の描写、その禍々しさ含めて、ゴジラが持っていた“得体のしれなさ”めちゃくちゃ伝わってきていました。

会議のシーンでエヴァでお馴染みのBGMが流れてきたり、最後の作戦名がこれまたエヴァで出てきたあの作戦名に似ていたりと、この辺は監督の遊び心なんだろうなと思いますが、こういう完全にリアルってわけでもないところ、突っ込みどころ、ユルさを許容している作りも含めて、ああ『ゴジラ』だな~ってずっと思って観ていました。 石原さとみのキャラとかね(笑)。

日本特撮史上に残る大傑作、かどうかは議論の余地があるかもしれませんが、少なくとも予想していたよりも全然良かったです。
何より庵野監督がこんなにはっきり“日本はまだまだやれるぞ!”という前向きなメッセージを打ち出してきたことが素直に驚きです。
というわけで、邦画では久々に胸張っておすすめの映画です!
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