未来探偵アドのネジれた事件簿 タイムパラドクススイリ(新潮文庫NEX)

2015年08月15日 11:59



本格ミステリ大賞受賞の森川智喜氏が、新潮文庫NEXに初登場。
今度はタイムスリップ×ミステリ!?
未来探偵アドのネジれた事件簿 タイムパラドクススイリ」(森川智喜著/新潮文庫NEX
作品紹介

依頼を解決するのは未来のボク? 過去のボク? 「愛犬の行方を探してほしい」「息子が暴れて……」「大切な宝石が消えてしまった」。益井探偵事務所にはさまざまな依頼が舞い込む。彼の相棒は芽原アド、23世紀からやってきた元刑事だ。携帯式時間移動装置《タマテバコ》を片手に、真相を探る二人のもとに、未来から武村ロミが加わって――未来犯罪との対決の行方は? 本格ミステリ大賞受賞作家が贈る、時空間ミステリ誕生。

☆ タイムスリップ×ミステリ! 驚異の時空間ミステリ!

毎回新作が発表されるたびに、内容が気になってしょうがない森川氏の作品ですが、今回はなんとタイムスリップです。
森川作品ではもはや当たり前になりつつある『先に結論を知った後、その推理の過程をどうするか』という、倒置的なミステリ。
ただ今回、そこにタイムパラドクスの問題が絡んでくるので、今までの森川作品と比べるとちょっとややこしい作品になってます。
私も途中でタイムスリップのあれこれは考えるのをやめました…。
テーマの複雑さに反比例して、キャラクターや事件そのものは軽いノリで展開されていくので、そこが救いでもあるんですが、それだけにもうちょっとタイムパラドクスの辺りがちゃんと理解できれば楽しめたんだろうな~と思ったり。 この辺は私の理解力の問題なので、作品の出来とは関係ないです。
因果相転移とか、なんとなく言葉としてはわかるんだけど、結局どういうこと?ってなるシーンが多かった…。

☆ キャラクター小説としての面白さは○。

相変わらず森川作品はキャラクターに関しては、故意にライトノベルっぽく親しみやすいキャラにしていますね。
この辺が森川作品の好感が持てるところ。

決して悪い作品ではないと思うのですが、今回は私の理解力がいろいろ足らないせいで、100パーセント楽しめたとは言い辛いです。 でもタイムスリップものは全部そうか。

総評

森川作品のファンなら絶対買いだと思いますが、タイムパラドクスに抵抗がない人向け。

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