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ハケンアニメ!(マガジンハウス)

2015年03月29日 21:52


ハケンアニメ!ハケンアニメ!
(2014/08/22)
辻村 深月

商品詳細を見る

「SHIROBAKO」が大好評のうちに最終回を迎えたところですが、ようやく去年刊行されたこの作品を読むことが出来ました。
本屋大賞にもノミネートされ、動向が気になるところではあります。
ハケンアニメ!」(辻村美月著/マガジンハウス
作品紹介

監督が消えた! ?
伝説の天才アニメ監督・王子千晴が、9年ぶりに挑む『運命戦線リデルライト』。
プロデューサーの有科香屋子が渾身の願いを込めて口説いた作品だ。
同じクールには、期待の新人監督・斎藤瞳と次々にヒットを飛ばすプロデューサー・行城理が組む『サウンドバック 奏の石』もオンエアされる。
ハケンをとるのは、はたしてどっち?
そこに絡むのはネットで話題のアニメーター・並澤和奈、聖地巡礼で観光の活性化を期待する公務員・宗森周平……。
ふたつの番組を巡り、誰かの熱意が、各人の思惑が、次から次へと謎を呼び新たな事件を起こす!
熱血お仕事小説

☆ メフィスト賞・直木賞作家が描く、アニメ製作の舞台裏!

というわけで初・辻村作品です。 今や直木賞を受賞し、メジャー作家の仲間入りした感のある作者ですが、元はメフィスト賞出身の方。 でも良くも悪くもあんな癖の強い賞から直木賞作家が出たとは、メフィスト賞の作品を結構読んでいる自分からすると、ちょっと驚き。
それはともかく、そんな辻村氏の最新作は、アニメ業界を舞台にしたお仕事小説。 プロデューサー、監督、天才アニメーターの視点から、アニメ業界の人間模様を描きます。
アニメ業界を舞台にした作品、ということで最初にも書きましたが、「SHIROBAKO」を連想させる内容なんですが、 あちらが武蔵野アニメーションを中心に、制作進行・デスクのみゃーもりを主人公にして話が進んでいるのに対して、本書は1章:プロデューサー、2章:監督、そして3章:アニメーターの視点から業界のドタバタを描く、というもの。
巻末の取材協力者の中に「輪るピングドラム」「ユリ熊嵐」の監督・幾原邦彦氏の名があるので、この作品に出てくる王子監督は彼をモデルにしているのはほぼ間違いないでしょう。 本当にこの作品のように追い詰められて失踪したことがあるのかは知らないですが…。 作中の作品名がどことなく『ピンドラ』っぽいのもなんかこう微笑ましいですな。
東映アニメーションの関弘美氏、柴田氏(『Go!プリンセスプリキュア!』)の名前もあるので、取材している対象が全体的に東映色が高め。 そういえば幾原監督も東映出身でしたね。
辻村氏が元々メフィスト賞出身、ということもあってか、先ほども言ったように異なる章の登場人物が別な章である人物の関係者として出てくる辺りは、ミステリー的な要素があるし、 王子先輩の失踪していた先がどこなのか、という件もやっぱりミステリー的と言えるでしょう。

☆ どうなる本屋大賞!?

ただ3章のアニメーターの並澤さんの話が後半、最近流行のアニメによる聖地巡礼&町おこしの話になっているのがちょっと残念。 アニメーターの仕事と関係ないじゃんって思ってしまった。 内容としては面白くはあるんですが…。

ともかく『SHIROBAKO』と同様、アニメ業界内幕モノとしての面白さは確実にある作品なので、本屋大賞の結果が気になるところではありますが、それとは関係なしにぜひ読んで欲しい作品。

総評

これ本屋大賞どうなるかな…。 面白いけど受賞するかと言われると…という感じ。
果たしてどうなる。

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