僕らは魔法少女の中2 -in a magic girl's garden-(電撃文庫)

2015年01月12日 22:56


僕らは魔法少女の中 (2) ―in a magic girl's garden― (電撃文庫)僕らは魔法少女の中 (2) ―in a magic girl's garden― (電撃文庫)
(2014/11/08)
御影 瑛路

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前回に引き続き「僕らは魔法少女の中」の2巻。
ついにレッドザーネに立ち向かうことになった岳哉たちだったが…。
僕らは魔法少女の中2 -in a magic girl's garden-」(御影瑛路著/電撃文庫
作品紹介

『魔法少女の檻』という絶対的絶望から、ついに僕らは未来を切り開く。

打倒レッドザーネ。
最強最悪の魔法少女を殺す。
僕らを閉じ込めていた魔法少女ホワイトノワゼットは、共に闘おうと手を差し伸べてきた。
それ以外に助かる道が無いと理解した僕らは、ついにレッドザーネの居城への侵入作戦を企てる。
そして作戦決行の時が来た。
しかし、人間を凌駕する力を持つ魔法少女の前に、僕らは為す術なく倒れていく……。
そんな中、今は亡き『伊集院麗歌』の存在が、絶体絶命の状況に光をもたらし……。

☆ 打倒レッドザーネ! 驚愕と絶望の第2巻!

というわけでこのシリーズも2巻です。
前回の感想で、1巻と組み合わせたほうがいいのではないか、ということを書いたんですが、なんというかその予想はやっぱり間違ってなかったなと。
うーん…本作でも前作で見られた急展開の連続でそれなりに面白くはあるのですが…、なんだかもやっとしてしまうのは、つまるところ何の伏線もないまま、急展開が連続しているがために、「とりあえず急展開すれば読者はついてくるでしょ」という作者の安易な思考が見え隠れするからではないかと。
実際、このラストの展開には唖然とするしかありませんでした…。 しかもそんな予兆ゼロだし。
終わってみれば、登場人物全てが読者の感情移入を拒否するような造形になっていて、なんだかな~と思ったり。
前回も思ったことですが、とりあえず主人公情緒不安定&発言ブレまくりだろう…。
よくわからない根拠で行動→案の定主人公のミスでピンチ→僕は間違ってたんだろうか…。 という流れが最後まで繰り返されるので、ただでさえフラストレーションが溜まる展開になっているのに、それに加えて主人公の発言が「お前、さっきと言ってること違くね?」と突っ込みを入れたくなってしまうほどにコロコロ変わる変わる。
1巻で提示されていた「誰がホワイトノワゼットなのか?」というミステリーに関しても、処理の仕方があまりにもアンフェアじゃないかとか、話の中でちゃんとミステリー的に展開することも出来たはずなのに、なんか読者に丸投げしたみたいなオチになっていてこの部分でもやっぱりモヤモヤ。
魔法少女たちが感情移入を拒否してるのはいいんだけど、それ以上に主人公側のメンツに感情移入が出来ないから、どんどん話の展開を追うのがどうでもよくなってくるんですよね。
個人的には塁が出てきた辺りで(この塁の悪い意味での“ダメ主人公”っぷりにも失笑するしか)、読むの止めようかと思ったぐらい。
あとがきで作者が妙にテンション高いんだけど、多分ドヤ顔なんだろうな~って気がします。
その割りには、伏線とかの処理がプロとは思えない雑さなんですが…。

☆ 急展開すればいいってもんじゃない。

結局、2巻まで読み終わってみての感想は『まどマギ劣化フォロワー』だったな~と。
とりあえずこの作者は、伏線の張り方とかキャラクターへの感情移入のさせ方とか、いろいろ考えた方がいいんじゃないか。 久しぶりにこんな酷評をした気がしますね。

総評

でも急展開が連続しているとはいえ、要所要所でいいところがあるんですよね、この作品。
だからこそなんでこんな料理の仕方をしたのか…ってなってしまう悩ましい作品。

僕らは魔法少女の中 -in a magic girl's garden- 感想

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