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河原町ルヴォワール(講談社BOX)

2014年10月14日 21:59


河原町ルヴォワール (講談社BOX)河原町ルヴォワール (講談社BOX)
(2014/03/04)
円居 挽、くまおり 純 他

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現在「ルヴォワール」シリーズは、講談社文庫から「今出川ルヴォワール」まで刊行中。
そんな本格ミステリの新領域を切り開いたシリーズも今回で完結。 龍樹落花が死んだ!?
河原町ルヴォワール」(円居挽著/講談社BOX)
作品紹介

京都・鴨川で龍樹家当主・落花が水死体で見つかり、死の謎を巡って私的裁判・双龍会が開かれる。落花の妹・龍樹撫子は、兄・大和を姉殺しの真犯人として告発、弁護役の元恋人・城坂論語と対決することに。一方、龍樹家の龍師・御堂達也と瓶賀流は、落花の死の謎を探るうち、京都一の権力者・黄昏卿と遺伝子研究の病院との関係を掴む。双龍会で暴きだされる真相とは―?シリーズ最終章。

☆ 落花が水死体に!? シリーズ完結編にして、最大のトリック!

「丸太町ルヴォワール」から本格ミステリの新時代を切り開き、かつキャラクター小説としても非常にレベルの高い作品だった「ルヴォワール」シリーズ。 そんなこのシリーズも4作目にして最終巻。
龍樹家当主・落花が水死体で見つかる、という衝撃的なオープニングから始まり、悲しみに暮れる妹・撫子が事件を巡る双龍会に出ることを決断するまで、なんだか撫子が主人公みたいな描かれ方していますが、驚くなかれ、最後までこんな感じです(笑)。 今まで一応の主人公ポジションだった達也は、今回ものすごく影が薄いです。 一応見せ場があるとはいえ。

今回も双龍会のシーンは読み応え抜群。 この舌戦、論戦、ミスリードが飛び交うシーンはやっぱり楽しい。
その上で今回、ある人物を騙すために、大トリックが仕掛けられてます。 このトリックが明かされるところで唸らされました。
ただこのトリック、今まで読んだ作品の中に似た趣向のものがあったので、そういい意味では驚きは軽減してしまったのですが、やっぱり初めてこの手のトリックに触れるとびっくりするんだろうな。

☆ 撫子と論語、恋の行方は。

トリックが今回も素晴らしいのはもう言わずもがな、なんですが、1作目から順に読んできて今回のラストを読むと、かなり来るものがありますね。 達也、流などのキャラには申し訳ないけど、要はこのシリーズは撫子と論語のラブストーリーだったんだと一人で納得してしまいました。 特に撫子の最後の台詞が、1作目の最後の行に重なるようになっているのが洒落てますね。 もう今回撫子が可愛い過ぎて、意地らしくて、いろいろとヤバイ。
論戦の間も、公開の場でのろけているのか疑ってしまうレベルの発言が飛び出すんですが、そう見えないのは今回論語が敵対するポジションにいるから。 だからここのシーン最後まで読み終わった後で、もう一度読み返してみると、撫子の発言の節々から、論語のことを信頼しているということがわかります。

総評

今までのシリーズももちろん『S』ランク。 そして今回も完結にふさわしい出来でした。
二人の未来が、幸せなものであることを祈るばかりです。
というわけで今回も超おススメです!

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