機関鬼神(カラクリオニガミ)アカツキ1(ファミ通文庫)

2014年09月17日 23:09


機関鬼神アカツキ1 (ファミ通文庫)機関鬼神アカツキ1 (ファミ通文庫)
(2013/12/26)
榊 一郎

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またしても新作。「アウトブレイクカンパニー」最近では「棺姫のチャイカ」で有名な榊一郎氏の戦国ロボアクション。
と書いてみましたが、実際はTony氏のラノベ初イラストが目当てで購入しました…。
機関鬼神アカツキ」(榊一郎著/ファミ通文庫
作品紹介

天下は豊聡より徳河に移り、太平の世となって久しい。幾多の戦を駆けた巨大なる機関甲胄たちが武勇を馳せる場はもうない。しかし、そんな流れに抗うように少年暁月は、黒い機関甲胄“紅月”を操り仇敵を追っていた。一方、幕府の軍神こと天部衆の朽葉詩織は、神隠しが頻発する安芸の国へ調査に赴いていた。そして彼らが出会った謎の少女沙霧―その宿縁が繋がるとき、この国に巣食う闇が動きだす!鋼の機関と導術が織り成すハイブリッド戦国記、第1巻登場!

☆ 榊一郎氏の戦国ロボアクション!

のっけからTony氏の話で申し訳ないんですが、「シャイニング」シリーズのフィギュアが猛烈に欲しい。
もっと言えばこの間出た「シャイニング・アーク」のキルマリアのフィギュアが欲しい。はい、関係ない話でしたね。
前からTony氏のイラストは好きで、画集なんかも買ったりしてて、本人のサイトでライトノベルのイラストレーターをするという話は聞いてはいたんですが、実際見てみると、いつものTony絵に比べて、若干光の具合が抑えられていて、ちゃんとラノベ用にシフトされているな~と思いました。

さてさて戦国×巨大ロボアクションという、割と新鮮な組み合わせで描く榊一郎氏の新作。
割とこういうロボットアニメっぽいもので戦国時代という舞台は珍しいような気がします。といっても最近は「ノブナガ・ザ・フール」とか(すいません未視聴です…)あるから、そうでもないのか。
開始冒頭から明らかに映像化を意識したシーンの連続なんですが、こういうところは榊氏の得意とするところなのかなと。
以前読んだハヤカワ文庫の「蒼穹騎士」でもそうでしたが、映像化すればすごくいい絵になりそうな話なんです。 巨大ロボット物ですし。
歴史物というジャンルを生かした台詞回しや、メインヒロインの沙霧、サブキャラの詩織(やっぱりTony氏のイラストが素晴らしい)といい、面白くなりそうな要素はたくさんあります。
なんですが、いざこの作品を仮にアニメ化したとして想像してみると、う~んなんだろう、普通のロボアニメにしかならなさそうな気がする…。 主人公の造詣といい、結構テンプレを外しているとは思うのですが、機関甲冑が発進するときの掛け声がまんまガンダムだしな…。

☆ 1巻目から「次回に続く」って…。

あとこれすごく気になったところなんですが、今回明らかに終わり方が「次回に続く」なんですよね。
榊先生、この間ツイッターで自分の教えている生徒の書く作品が、どうみても「TVアニメの第一話」的な、明らかに1冊で完結する気がない作品が多くて、ちょっと不満に思ってる風なことを書いてませんでしたっけ?
アニメのノベライズならこの終わり方もまあわかるんですが、これ新作ですよね?
理想として、自らの運命に対して、何も自分で決めてこなかった沙霧が、暁月と出会った事で、全てではないけども何かが変わっていく辺りを描いて1巻終り、というのならまだわかるんですが、その点に関しては今回は何も解決されておらず、すごく不満。 上下巻というわけでもないし上記のような不満を述べておいて、実際の榊先生の作品がこれだと、あんまり発言に説得力がないような…。

総評

正直あとがきに書いてある「Tony絵のついでで小説を」というある意味自虐的とも取れる姿勢は、正しいのかもしれません。 だって本当にTony氏の美少女絵は素晴らしいですから。 が、作家としてそれでいいのか榊先生。

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