僕の小規模な自殺(メディアワークス文庫)

2014年08月19日 22:57


僕の小規模な自殺 (メディアワークス文庫)僕の小規模な自殺 (メディアワークス文庫)
(2013/12/25)
入間人間

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同じ入間作品で似たようなタイトルの作品がありますが、入間先生どんだけ福満漫画好きなんですか(笑)。
そしてそれと同じくらい入間先生がタイムスリップがわかる作品。
僕の小規模な自殺」(入間人間著/メディアワークス文庫
作品紹介

しがない大学生の俺のもとに、未来からの使者が来た。ただしその姿はニワトリだったが。そのニワトリが言う。『三年後に彼女は死ぬ』と。「彼女」とは、熊谷藍のことで、俺のすべてだ。その彼女が、死ぬだって…?だが机をつついてコケコケうるさいそいつはこうも言う、『未来を変えろ』と。どちらも真に受けた俺は、病魔に犯されて死んでしまうという彼女のために、三年間を捧げる決意をする。そして俺は、彼女の前に立ちこう言った。まずはランニングと食事制限だ!

☆ しゃべるニワトリから告げられる、彼女の死。

というわけで、もう何作目かわからないタイムスリップ入間作品。
未来からやってきてニワトリに姿を変えた未来人から、“3年後に彼女(熊谷藍)が死ぬ”ことを知った俺。
病魔に犯されるという知らせを受けて、なんとか彼女を健康にしようとあれこれ努力するが…。

いくら彼女が病魔に犯されて死ぬからって、彼女を健康にしてそれを回避しよう、というこの一見間抜けな方向の努力をするあたりが、いかにも入間作品の登場人物にありがちなズレっぷり。
よくかんがえれば“病魔”といったって、未知のウイルスとか不治の病とか色々可能性はあるはずなのに、そういう考えに思い至らないのか、考えないようにしているのかはという突っ込みはさておき、ごく稀に残酷な展開になる入間作品の中では、多分大丈夫な方…だと思います。

前後しますが、熊が出てきたから「熊対策マニュアル」読んだりと、“世界の命運よりも彼女の命”といういかにもセカイ系な主人公なのに、ときたま入る描写がいちいち抜けているので、切迫感ゼロ。

☆ ニワトリの目的…は大して重要ではありません。

いままで結構タイムスリップものの話は読んできましたが、
タイプスリップによるパラレルワールドという量子論的テーマを扱った作品は、ラノベ界隈じゃ結構貴重なのかも。
ただね、傍から見ると彼氏が彼女の健康のためにいろいろ努力している風にしか見えない(笑)。
その行動の裏に、人類の命運がかかっているなど誰が想像出来ようか。

それにしても改めて入間先生のタイムスリップ好きには、なんかもうおなじみのパターンになってきましたね。
デロリアン好きだな、先生(笑)。

総評

というわけで、良くも悪くもいつもの入間作品です。
ファンなら買い…ってほどでもない…うん、そんな感じ。

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