ルー=ガルー2 インクブス×スクブス<相容れぬ夢魔>(上)(講談社文庫)

2014年08月03日 23:44


分冊文庫版 ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》(上) (講談社文庫)分冊文庫版 ルー=ガルー2 インクブス×スクブス《相容れぬ夢魔》(上) (講談社文庫)
(2011/10/14)
京極 夏彦

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お久しぶりに京極作品。 前作「忌避すべき狼」と同じく、上巻はスロースタートなのが玉に瑕ですが、
多分下巻で盛り上がる…はず。
ルー=ガルー2 インクブス×スクブス<相容れぬ夢魔>(上)」(京極夏彦著/講談社文庫
作品紹介

近未来。少女・牧野葉月たちは閉じた世界の中、携帯端末(モニタ)という鎖に縛られて生きていた。そこは窮屈ではあるものの不純物のない安全な檻――のはずだった。が、その世界に突如現れた連続殺人犯。少女たちは、殺人犯とその背後に聳える巨大組織との対決を余儀なくされる。
驚愕の事件から数ヵ月。世間は一時、安定を取り戻したように見えた。
前回の事件の被害者として、この世界に漠然とした不安を抱えていた少女・来生律子のもとに、小瓶に入った謎の毒を持った作倉雛子が訪ねてくる。雛子は毒を律子に託し姿を消す。奇妙な毒の到来は、新たなる事件の前触れなのか……。
「突如凶暴化する児童たち」「未登録住民達の暴動」「奇怪な製薬会社」「繋がる過去と、現在の事件」すべての謎が明かされるとき、新たなる扉を開けた少女たちは何を想う!?

☆ 近未来SFサスペンス、再び。

前作の「忌避すべき狼」のレビューにて、上巻のスローペースっぷりに結構微妙な評価を下してしまったような気がするんですが、よく考えたら京極作品はいつもそうだった。 前半100ページ使って認識の話を延々語ったりね(笑)。
で、その例に漏れず今回も上巻はポツポツと事件が起こりつつ、佐倉雛子が持ってきた謎の毒物の秘密に迫っていくというもの。 前作でのキャラクター設定を思い返しつつ、前半は結構地味な展開に。
前作でも結構忘れがちでしたが、近未来SFという設定でしたね、この作品(笑)。 本作読んでるとこの舞台年代はいつだっけって度々思います。 なんか前作以上に近未来っぽさが薄れちゃってるような気がするんですが…。

☆ 京極作品についての提言。

最終的な感想は下巻を読んでからということで、ちょっと京極作品に関しての私なりの意見を。
今まで何作か京極作品を読んできたんですが、やっぱり京極作品はいわゆる「レンガ本」の状態の奴を読んだ方がいい気がします。
というのも京極作品って冒頭にも書きましたが、後半の怒涛の展開に向けての伏線を張るシーンに、ウン百ページ使ったりすることがザラにあるわけで、このシーンはどうしても地味なシーンになりがちなんですよね。(そのかわり後半は怒涛の展開)
だからいくらページ数が1000ページを超えるからって、変に上下巻に分けてしまうと初めて京極作品に入った人たちが上巻で匙を投げちゃいそうな気がするんです。
まあ、レンガ本だから最後まで読んでくれるという保障もないんですが…。

総評

多分下巻では前作と同じようにアクション多めになるんだと思います。
そうなることを祈って、下巻を読み進めたいと思います。

ルー=ガルー 忌避すべき狼(下) 感想
ルー=ガルー 忌避すべき狼(上) 感想

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