『ギロチン城』殺人事件(講談社文庫)

2014年07月13日 22:28


『ギロチン城』殺人事件 (講談社文庫)『ギロチン城』殺人事件 (講談社文庫)
(2009/03/13)
北山 猛邦

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ここ最近城シリーズを立て続けに紹介してきましたが、一応これが刊行されているものでは最後。
やっぱり今回も驚愕の物理トリックは健在だった!
『ギロチン城』殺人事件」(北山猛邦著/講談社文庫)
作品紹介

探偵のナコと学生の頼科が見つけた写真には、ギロチンの前で助けを求める女性の姿が。二人は彼女を救うため、不吉な過去をもつ『ギロチン城』へ。外界から隔絶された密室で、犯人探しに挑む。連続する新たな密室殺人。一体、誰が何のために!?不可能を可能にしたトリックとは?“城”シリーズ第4弾。

☆ 城シリーズ第4弾! “スクウェア”と“首狩り人形”を巡る連続殺人。

城シリーズ第4弾。
今回作品のモチーフとなっている“スクウェア”という儀式ですが、部屋の四隅に4人で立ち、一人ずつ壁を伝って隣の隅の人間にタッチ→タッチされた人間はまた隣の隅の人間にタッチ、ということを繰り返していくもの。 実際やってみると、4人目が隣の隅に行った時点で誰もいないので続くわけないんですが、なぜか続いてしまうんですな、これが。
日本では雪山で遭難した5人のうち一人が死亡→残った4人が山小屋で上記のことを行う→なぜか続いてしまう→死んだ一人が紛れ込んで…?という話で有名ですね。
で、今回このスクウェアを利用した殺人事件が起こるわけですが、これがもういかにも本格ミステリ的な無茶苦茶な奴なんです。 なにせスクウェアをやった4人が4人とも首を切られて殺害され、しかも胴体と首が入れ替わっていて、4つの部屋から出入りした人間は誰もいない…犯人はどこへ消えた? という超難問な謎。
この怪事件に対して北山氏は今回も驚愕の物理トリックを披露。 人によってはこんなん反則!って人も居るでしょうが、自分はそもそもこういうのを思いつく事自体が凄いと思います。

そして前回ほどではないですが、今回もちょっとした叙述の仕掛けが施してあります。

☆ スクウェアを続ける方法とは?

イヤ、ホント今回の物理トリックも荒唐無稽っちゃ荒唐無稽なんですが、ちゃんと図で示してくれるところが親切ですな。
なので未読の人は、最後の方をパラパラとめくったりしないように。

それにしても城シリーズの新作ってもう出ないんでしょうか?
正直このレベルのトリックを4作も出したこと自体がもう奇跡だと思うのですが、やっぱりコンスタントに出すのは難しいんでしょうか・・・。

総評

さて城シリーズを一応制覇したところで、次は「ダンガンロンパ霧切」の新作かな。
まだ発表はされていませんですが、期待して待ちたいと思います。

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