『瑠璃城』殺人事件(講談社文庫)

2014年05月31日 11:27


『瑠璃城』殺人事件 (講談社文庫)『瑠璃城』殺人事件 (講談社文庫)
(2008/03/14)
北山 猛邦

商品詳細を見る

最近は「ダンガンロンパ霧切」でもお世話になっている、北山氏の『城』シリーズ第2弾!
3つの時代で起こる奇怪な殺人事件。 そこには“生まれ変わり”を続ける男女の恋が・・・。
『瑠璃城』殺人事件」(北山猛邦著/講談社文庫
作品紹介

1989年、日本。1243年、フランス。1916年、ドイツ―時代と国を超えて繰り返される密室殺人。図書館で胸を貫かれた女性、城から忽然と消えた6人の騎士、戦地で消えた4人の遺体。それらに隠れた、ある男女の恋の運命。不可能犯罪も輪廻転生したのか?切ない思いと仰天トリックが全編彩る本格ミステリ。

☆ 転生する男女が引き起こす、3つの殺人事件!

お久しぶりの『城』シリーズ。
前回もよかったですが、今回は一気に殺人事件が三つも発生して、しかもそのどれもに綿密な物理トリックが使われているという凄まじい仕様。 物理トリックは出尽くしたと言われて久しいですが、ここまで頑なに物理トリックにこだわる所に、北山氏の並々ならぬこだわりが感じられます。

確かに3つそれぞれの物理トリックも勿論すごいのですが、今回はそこに“転生”という要素が加わって、3つの時代がそれぞれどのような繋がりがあるのか? という謎もあり、なかなか複雑な構成です。 その分、ストーリーがどうこうというよりも、謎解きの方が前に出てき過ぎている感じがあって、ミステリーを読んだという充実感はあっても、物語としてはなんだか薄味になってしまったきらいはあります。 せっかく転生というネタを扱っているんですから、もっと感動とかさせてくれてもよかったんですが・・・。 でも最後のアレはすごい。

☆ ドミノ、首、川。

なんというかトリックのヒントなんですが、ホントどのトリックもよく思いついたな、と思ってしまうものばかり。
特にドミノはすげえよ。 こういうのを見ていると本格ミステリーを読んでいるという気になります。 でも人によってはこんな現実離れしたトリックできるわけないじゃないかっていう人もいるかと思いますが、北山氏がメフィスト賞でデビューしている事を考えると、妙に納得してしまいます。 なにせ「コズミック」出したところだし。

とまあ、ミステリー的にはすごい。 でも物語的にはちょっと薄味、というのが最終的な感想。

総評

噂によると次の第3作「アリスミラー城」が凄いという話なんですが・・・。
というわけで、いつも通りですが早く読みたいと思います!

『クロック城』殺人事件 感想

にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://matrixblog.blog65.fc2.com/tb.php/1195-968d9d5b
    この記事へのトラックバック