--年--月--日 --:--

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

極限推理コロシアム(講談社文庫)

2014年05月21日 22:35


極限推理コロシアム (講談社文庫)極限推理コロシアム (講談社文庫)
(2008/10/15)
矢野 龍王

商品詳細を見る

メフィスト賞受賞作としてはわりと最近の作品。
「ダンガンロンパ」とかデスゲーム小説ブームのはしりなのではないでしょうか?
極限推理コロシアム」(矢野龍王著/講談社文庫)
作品紹介

夏の館と冬の館に強制的に集められた男女に「主催者」は命じる。「今から起きる殺人事件の犯人を当てよ」。被害者は彼らの中から選ばれていき、しかも、もう一つの館より早く犯人を当てなければならない。不正解の代償は館に残る全員の「死」―。矢野龍王、待望の文庫初登場!第三十回メフィスト賞受賞作品。

☆ 謎の館に閉じ込められた男女。 ゲームに負ければ、死。

第30回メフィスト賞受賞作品。
今でこそこの作品のようなデスゲーム小説は、一時のブームのあと、雨後のたけのこのごとく乱造され、今や作られすぎてもはやネタ切れ感がすごいですが、そんなブームの最初の方に刊行された作品。

というわけで読んでみたわけなんですが・・・。
うん、つまらなくはないですよ。 腐ってもメフィスト賞作品だし。
ただ、飛びぬけて面白いかと言われると…、うん、普通ですね、という感想しか出てこない作品。
読んだ後でなんでこんなにモヤモヤっとした感じが残るのだろう、といろいろ考えたんですが、詰まるところ、監禁状態のデスゲームというシチュエーションなのに、切迫感があんまり感じられなかったせいかもしれない。
例えば、監禁されているメンバー誰一人として食料の話に触れないのはあまりにも不自然な気が。
後半でやっと昼食を食べているシーンがあるんですが、一人ひとりの部屋とコンピュータ室しかないシンプル極まる構造なのに、一体どこに食料があったのか(冷蔵庫でもあるのか?)。 作中で明らかに3、4日以上時間が経過しているのに、食料が尽きたとかそういう話にならないのは、素人目にも不自然。 登場人物たちはこのタイプの作品の常として、協調性に欠ける人達ばかり集まっているのだから、なおのこと食料の事で言い争いになりそうな気がするんですが・・・。

☆ 冬の館との情報の駆け引きが見物・・・なのか?

推理をするために、冬の館との情報のやりとりをするんですが、ここでメンバーの一人が虚偽の情報を相手に伝えるという行動に出たため、話が一気にこう着状態に。 このゲームのルールを考えると、当然の発想なんですが、その選択をしたために、話が進まなくなってしまった気がします。 冬の館の正確な情報を得るのが、話も後半になってから、しかもちょっとした偶然というのがなんか情けないような。 頭脳戦で情報を手に入れたわけじゃないから、スッキリしないですね。

この作品において唯一びっくりだったのが犯人と二つの館の構造の秘密。
・・・と思ったんですが、このトリック、「スーパーダンガンロンパ」で見たトリックと全く同じネタで笑ってしまった。
こっちが先なのはわかってるんですが、この作品いろんな意味でイマイチな印象になってしまいました。

総評

なんか初めてメフィスト賞作品にイマイチ判定をした気がします。 まあこんなこともありますよ。
それにしてもデスゲーム小説もいい加減頭打ちですな・・・。

にほんブログ村 小説ブログ ライトノベルへ
にほんブログ村
スポンサーサイト


コメント

    コメントの投稿

    (コメント編集・削除に必要)
    (管理者にだけ表示を許可する)

    トラックバック

    この記事のトラックバックURL
    http://matrixblog.blog65.fc2.com/tb.php/1193-9a3346f6
    この記事へのトラックバック



    上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。