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2013年のゲーム・キッズ(星海社文庫)

2014年05月11日 11:38


2013年のゲーム・キッズ (星海社文庫)2013年のゲーム・キッズ (星海社文庫)
(2013/11/08)
渡辺 浩弐、竹 他

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渡辺浩弐氏の「ゲーム・キッズ」シリーズ最新作。
ショートショートとしての完成度は言うまでもないですが、最新作らしくiPS細胞やら3Dプリンターなどの技術がネタとして出てきます。 でも大体は悪い方に話が転がって…。
2013年のゲーム・キッズ」(渡辺浩弐著/星海社文庫
作品紹介

わたしのこと、知ってるでしょ?
新感覚の物語体験が大きな話題となり、延べ700万PVを記録したモンスターコンテンツ『謎と旅する女』の書き下ろし新バージョンを収録!
渡辺浩弐がその千里眼で“2013年のたった今どこかで始まっている未来”を描き出すショートショート集。ほとばしるアイデア、しのびよる恐怖。これが作り話だって、誰が証明できる?
ジワッと怖い傑作ショートショート、 “ゲーム・キッズシリーズ” 最新作!

☆ 「ゲーム・キッズ」最新作!

ついにここまでたどり着いた「ゲーム・キッズ」シリーズ最新作。はあ~、ここまで長かった…。
ハイクオリティなショートショートの切れ味はシリーズ当初から全く変わらず、しかもその時々のタイムリーなネタを盛り込んで刊行されてきたこのシリーズ。 というわけで本作ではiPS細胞やら3Dプリンターやらのネタが、渡辺氏独特の視点で盛り込まれています。 3Dプリンターに関しては、ついこの間銃を作って逮捕者が出てましたし、最新技術の悪用というこの作品の世界を地で行くような出来事がありましたね。

どのショートショートも素晴らしいですが、今回の注目作品はなんといってもラストの「謎と旅する女」でしょう。
うわああ、怖い、怖すぎる…。
久しぶりに小説読んでゾクッとしてしまいました…。
ラストにある血糊のついたページとか、装丁に凝りすぎ! 最後のあの一文字は強烈だな…。 というわけで、この作品は夜中に読まないように。

☆ テクノロジーによって人間の意識がどう変わるか。

このシリーズがいつも変わらず共通しているのが、最新技術を使う人間の意識の変化とか、倫理観や道徳についての問題を扱っているということ。 最新テクノロジーをネタとして扱っていても、最終的に人間の話になっていくのがこのシリーズの特徴ですね。
iPS細胞を例に挙げると、臓器や皮膚やらが簡単に交換可能になると、「どうせ替えが利くから」という理由でリストカットしている人間はどんどん行為の歯止めが効かなくなるとか、ここでもやはりテクノロジーを使う人間のモラルに揺さぶりをかける話になったりしています。 最新のトピックということで、iPS細胞ネタは収録作品が一番多かった気がします。

総評

しかし最新作になっても、全くクオリティが下がってないというのは本当にすごい。
このシリーズもっと続いてほしいという思いがありますが、どうなのかな。

2999年のゲーム・キッズ(下) 感想
2999年のゲーム・キッズ(上) 感想
2000年のゲーム・キッズ(下) 感想
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