悲報伝(講談社NOVELS)

2014年03月04日 23:37


悲報伝 (講談社ノベルス)悲報伝 (講談社ノベルス)
(2013/11/26)
西尾 維新

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四国での脱出ゲームも3巻目。 魔法少女たちもどんどん数が増えてきて、この作品における空々君の存在意義を真剣に考えてしまう今日この頃。
悲報伝」(西尾維新著/講談社NOVELS
作品紹介

“究極魔法”獲得を目的とした実験により、全住民が消失した四国。閉ざされたその地では、対立する魔法少女のグループが死闘を繰り広げていた。
十三歳の英雄・空々空と謎の幼児・酒々井かんづめは、少女たちの戦争を潜り抜け、死地を脱出できるのか。
新兵器『悲恋』が上陸を果たし、地球との最終決戦が迫る!
悲鳴に始まり、悲痛な別れを繰り返し、悲惨な死すら越えていく英雄譚、第四弾。

☆ “オータム”VS“スプリング”! 魔法少女戦争勃発。

相変わらず行動するより、口で語る方に力を入れているとしか思えない「伝説」シリーズ。
普通に描写すれば3ページで終わるところを、10ページかかってるような展開の遅さなので、「悲痛」「悲惨」「悲報」合わせて1500ページを読み通したんですが、実質の内容は500ページも無い気がします。 すっごい薄めたカルピス飲んでる気分。

今回は新兵器「悲恋」ちゃん登場。 前回のラストで出た新兵器とは、まさかの人型美少女でした。
なんだかものすごく強そうなのは読んでて分かるんですが、例によって西尾先生の悪い癖で、設定だけ見せて、実際に強さを証明する事をしない展開なので、宝の持ち腐れ感が凄まじい(笑)。
そんなこんなで空々君と別れた魔法少女「パンプキン」は、チーム“オータム”の魔法少女「クリーンナップ」と遭遇。やり取りするうちにパンプキンは“オータム”の一員として行動を共にする事に。
空々君の一人語りから解放されたのはいいけど、視点が移っても文体変わらないから、あんまり空気が変わった気がしない…。 こっちのパートでも、相変わらず設定の説明やら、思考の流れの描写が延々と続くし、この辺もうちょっと気を利かせて欲しいところでした。
そして空々君もチーム“スプリング”の魔法少女「アスファルト」と遭遇し、物語はチーム「スプリング」と「オータム」の“春秋戦争に突入。

☆ 戦争と銘打ってはありますが…。

春秋戦争と聞いて、今流行の魔法少女による血みどろの争いが繰り広げられるんだろうと思ってましたよ。
でもそこは期待を裏切る西尾クオリティ。 確かに魔法少女達は死ぬんですが、その死因が「滑って転んで頭打って死んだ」的なあっけなさ過ぎるものばかり。 それも例によって空々君とは全く関係ないところで話が進むものだから、
本当に空々君の存在ってなんなのだろう、と読みながら考えてしまいました。

総評

一応次回で“四国編”は終了みたいです。あとがきを読むに、まだ続くみたいなんですよね、このシリーズ。
どんなオチなのか大変に気になりますが、もうちょっとぎゅっと凝縮してくれてもいいんですよ?

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