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頭蓋骨の中の楽園(講談社NOVELS)

2014年01月14日 23:40


頭蓋骨の中の楽園 (講談社ノベルス)頭蓋骨の中の楽園 (講談社ノベルス)
(1999/04)
浦賀 和宏

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お久しぶりの浦賀作品。 笑わない名探偵・安藤直樹シリーズ第3弾。
浦賀作品といえば、幻冬舎文庫からコンスタントに新作が出るようになりましたね。 うれしい限りです。
個人的に今まで読んだ中では、講談社文庫の「眠りの牢獄」がお気に入り(幻冬舎文庫じゃない…)。
頭蓋骨の中の楽園」(浦賀和宏著/講談社NOVELS
作品紹介

首無し死体となって発見された美人女子大生、菅野香織。彼女の死と殺害方法は、ミステリ小説の中で、何故か予告されていた。首は見つからぬままに、再び発見される女子大生の首無し死体。異常なる連続殺人の背後には、密室の中で首を切断して自殺した作家の存在があるという。事件と対峙するのは、笑わぬ男、安藤直樹。安藤が最後に微笑むとき、明らかになる「世界の謎」、そして驚愕の「切断の理由」。若き才能が、ミステリ・ルネッサンスの先を見つめ、自らの存在を賭けて挑む超絶のエンターテインメント。

☆ 首なし連続殺人事件の裏に潜む、“世界の謎”とは。

450ページ、しかも上下段組なせいで、まとまった時間がないと取り掛かれないのがネックの“安藤直樹”シリーズ。
今回は今までのSFっぽい展開に比べると一番本格ミステリっぽいです。 首なし死体となった女子大生・菅野香織の事件を始まりとして、次々と現れる首無し死体。 その謎を笑わない名探偵・安藤直樹が終盤でさくっと解決。
いや~安藤直樹、「記憶の果て」の時と同じ人物だとはとても思えないですな(笑)。
「記憶の果て」の時は、すげー繊細でクズで典型的なシンジ君タイプのネガティブ主人公だったはずなのに、あの異常な事件を経て無表情キャラにジョブチェンジ。 そのポジションに今回は親友の穂波が納まっています。 一瞬安藤と間違えてしまったぜ。
相変わらずオチの部分では、虐待やらいろいろタブーなところに踏み込んでいきますね。ただ今回のオチは大変に人を選ぶのは間違いないです。なんてったって名探偵コナンで「事件の黒幕は“黒の組織”でした」って言われてるに等しいオチですから。 段々シリーズ間の繋がりが見えてきた感じはありますが、もうちょっとだけ読まないと、世界観が見えてこないですね。

☆ 知ってしまったら元には戻れない、衝撃の真実。

しかしエグイ、本当にえげつないオチですね。今回も。
穂波たちは真実を知る前に戻ることは・・・無理でしょうな。 特に留美ちゃんにとってはえげつなさ過ぎる事実がてんこ盛り過ぎましたから。
オチのエグさはさておき、ミステリーとしての作品の質は非常に高いです。 密室の謎もなかなか驚きだったし。
ミステリーとしては異端扱いなのでしょうけど、こういう雰囲気はいいですな。

総評

今のところシリーズ3作品読んでみましたが、どれっていうのは無いですね。それぞれがそれぞれにいいという感じで。
しいて言うなら、今回が一番本格ミステリしているので、その分読みやすいかもしれません。

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