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マツリカ・マジョルカ(角川単行本)

2014年01月06日 22:12


マツリカ・マジョルカマツリカ・マジョルカ
(2012/03/01)
相沢 沙呼

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久しぶりに普通のミステリー単行本。 鮎川哲也賞受賞作家ですが、黒髪変人美少女&冴えない男子という、限りなくラノベの匂いがする内容。ですがちゃんとミステリーしています。
マツリカ・マジョルカ」(相沢沙呼著/角川単行本
作品紹介

柴山祐希。学校に居場所を見つけられず、友だちもなく、冴えない学園生活をやり過ごす高校1年生。そんな彼の毎日が、学校近くの廃墟に住む女子高生マツリカとの出会いで一変した。「柴犬」と呼ばれパシリ扱いされる憤りと、クールな色香に昂る男子的モヤモヤ感との狭間で揺れながら、学園の謎を解明するために奔走する祐希。そうして彼の中で何かが変わり始めたとき、自らの秘密も明らかになる出来事が起こり?やみつき必至!学園ミステリ連作。

☆ 廃墟に住む変人女子高生&パシリぼっち男子による、青春学園ミステリ!

書店にて手にとってみた単行本。 いつも勘で選ぶとハズレを引くんですが、どうやら今回は当たりだったようです。
鮎川哲也賞受賞作「午前零時のサンドリヨン」(東京創元社)でデビューした相沢氏ですが、作家になるきっかけが「ブギーポップ」シリーズだと知って、ちょっと親近感。 あとマジックが趣味?で、受賞式では実際にマジックを披露したりしたそうな。 こういう趣味ってやっぱり作品にいい影響を与えるんでしょうな。
さて、とにもかくにも、マツリカさん! 黒髪ロング+不思議ドS美少女というMにはたまらない(笑)キャラ付け。彼女がいるだけで、この作品を買ってよかったと思いました。やっぱり『GOSICK』『神様のメモ帳』と一緒で、名探偵が美少女でキャラがしっかりしているととっつき易さが違いますね。
そして不満を感じつつも、彼女の足やらスカートの中やら胸の膨らみに悶々とする典型的ラノベ主人公な柴山君。 しかも友達作りが下手というぼっち体質。う~ん金太郎飴的テンプレですな。この二人が見せる微妙な距離感のあるやり取りがたまらない。
連作ミステリーということで、柴山君とマツリカさんの出会いを描いた『原始人ランナウェイ』、肝試しの最中に起きた謎の泣き声『幽鬼的テレスコープ』、文化祭でのアリス消失事件『いたずらディスガイズ』、そしてマツリカさん卒業に思い悩む柴山君の秘密が暴かれる『さよならメランコリア』の4篇を収録。
ミステリーとしてはどの作品もしっかりしてますが(『原始人ランナウェイ』は日本推理作家協会賞候補に)、やっぱり読後感としては非常に良質な青春小説といった印象の方が強いように思います。 特に最後の『さよならメランコリア』マツリカさんが卒業して、自分の元を離れてしまうのではないかと思い悩む柴山君の姿に、こそばゆいものを感じます。
今までパシリに使われて不満タラタラだったにもかかわらず、いつの間にかそんな日々が楽しくなっていた事に気付いていく。 そしてそんな不思議な魅力を持つ彼女に恋していることを再確認するところなどたまらんです。
そしてこの話には衝撃のトリックが…。

☆ 続編『マツリカ・マハリタ』も読みたい!

もちろん登場人物は二人だけじゃなくて、ちょうどマツリカさんと対になるヒロイン・小西さんの存在もアクセントになっていてイイ。 というかこの作品、主人公の柴山君以外男子出てきてねーじゃん(笑)。 いやモブにはいますけど…。
もう素晴らしくハーレムラブコメ的シチュエーションでかえって清清しい。 そして絵がついてないことで、逆にこちらの妄想が広がるって仕組み。 なんでコレラノベになってないのか不思議なぐらいの作品。
とりあえず『氷菓』みたいな日常の謎ミステリーが好きな人、そしてハーレムラブコメ的シチュエーションドンと来いな人は買いの作品です!

総評

実は冒頭に書いた『午前零時のサンドリヨン』も購入済み。 こちらなマジシャンの美少女が探偵役らしいので、そちらも期待。 早く『マツリカ・マハリタ』を買わなくては!

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