ダンガンロンパ霧切2(星海社FICTIONS)

2014年01月05日 00:21


ダンガンロンパ霧切 2 (星海社FICTIONS)ダンガンロンパ霧切 2 (星海社FICTIONS)
(2013/11/29)
北山 猛邦、小松崎 類 他

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ダンガンロンパ外伝シリーズ第2弾! 次なる『黒の挑戦』は探偵オークション!?
ダンガンロンパ霧切」(北山猛邦著/星海社FICTIONS
作品紹介

謎の組織、「犯罪被害者救済委員会」の次なる“黒の挑戦”は「探偵オークション」!廃墟と化したホテルを舞台に繰り広げられる死亡遊戯の行方は―!?原作ゲーム『ダンガンロンパ』シリーズのシナリオライター・小高和剛からの直々の指名を受け、「物理の北山」こと本格ミステリーの旗手・北山猛邦が描く超高校級の、霧切響子の過去―。

☆ これぞ北山ミステリーの真骨頂! “霧切”シリーズ第2弾!

というわけで「ダンガンロンパ霧切」2巻です。 休み中はこういう単行本サイズの作品をさくさく消化できました。
意外と場所とるんですよ…単行本サイズは。
いや~、素晴らしい。
結論から言ってしまうと、前回が入門編で、今回が本番だった。

そう断言できるぐらい、今回は本気と書いてガチの本格ミステリーでした。
登場人物も明らかに前回より増え、ルールも複雑になり、消失トリック&密室トリックの合わせ技、オークションでの“探偵権”獲得の駆け引き、叙述に頼らない驚愕のトリック、そんな盛りだくさんな内容の上に、霧切さんと五月雨ちゃんの過去やらなんやらをちゃんと描写できているんだからもう脱帽です。本当に参りました…(しかも全てのトリックに詳細な解説つき)。
それぞれの章のタイトル「~黒い死」「~殺人鬼」「~奏鳴曲」「~の供物」「~霧を越えて」「失楽」を見て、何が元ネタか分かる人はちょっとしたミステリマニアですね。 これだけでもニヤニヤなんですが、作中で五月雨ちゃんが「十角館の殺人」や「長い家の殺人」を読んでいる描写があって嬉しい限りです。

推理パートももちろん素晴らしいんですが、それだけでは物語がダレると思ったのか、オークションのシーンを挟むことによって見事にダレを解消。 この辺の駆け引きもまた上手くて、しかもオークションのシステム自体が、犯人の正体に繋がる重要な手がかりになっているのも上手すぎる。 後半の二転三転する展開(特に霧切さんが犯人その他に仕掛けるシーン)はもうこれだけで別の話が書けるレベル。 霧切さん凄すぎる。
そしてこれだけ盛りだくさんなのに、いろんな可能性を一々潰すという作業をちゃんとやってるんだから、溜息が出まくりです。

☆ 叙述トリックに頼らない、北山ミステリーの凄み。

私このブログにおいてミステリー作品をレビューしてきましたけど、大体私がSランクってつける作品は、叙述トリックを使用しているものが多い傾向にあったと思います。 やっぱりオチの衝撃度が違いますしね。
ですが、この作品はその衝撃を、あくまで物理トリックでやったというところが素晴らしい。
普通こういう物理トリックってがっかりすることが多いんですけど、この作品に関しては犯行に使われた“ある物”に関するトリックが実に盲点を突いていて、トリックが明かされたとき、思わず唸ってしまいました。スゲー、北山ミステリー。
前回と同じ人が書いたとは思えないぐらい(と言っては失礼か)、今回が本気すぎた。
素晴らしい。超オススメ。 文句なしの『S』ランク認定です!

総評

なんか久しぶりに星海社作品で『S』ランクが出たな~。 こういうのが読みたいんですよ、講談社系列は。
新年早々こんな作品が読めていいスタートダッシュが切れました!

ダンガンロンパ霧切1 感想



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