酸素は鏡に映らない No Oxygen,Not To Be Mirrored(講談社NOVELS)

2013年11月11日 23:18


酸素は鏡に映らない No Oxygen,Not To Be Mirrored (講談社ノベルス)酸素は鏡に映らない No Oxygen,Not To Be Mirrored (講談社ノベルス)
(2011/05/10)
上遠野 浩平

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最近少しずつ増えてきている上遠野作品。 今回は講談社NOVELS作品。
表立っては書かれてはいませんが、『ブギーポップ』シリーズと繋がってます。
酸素は鏡に映らない No Oxygen,Not To Be Mirrored」(上遠野浩平著/講談社NOVELS)
作品紹介

西尾維新氏 大絶賛! できれば今日中に読んで欲しい。
炸裂する上遠野ワールド! 極上のアドベンチャー×ミステリー!!

ひとけのない公園に落ちていた一枚の幻の金貨。それを手にした小学5年生の高坂健輔(こうさかけんすけ)にオキシジェンと名乗る奇妙な男は語った。
「もしも……力が欲しいのなら……それを探してみるといい……面白いところに、糸がつながっている――」と。
男の言葉は未来への鍵か、それとも禁断の邪悪な扉か?
秘宝を探し求めて、少年は不思議な冒険をはじめる。

☆ 少年が出会った謎の男は、何をもたらすのか?

講談社NOVELSでは初めての上遠野作品。 何気に帯で西尾先生が大絶賛してますが、多分「影響を受けた」という補正が入っているので、あんまり気にしないほうがいいです。 内容はミステリーと謳いつつ、深いのかそうじゃないのかよくわからない長文が続きます。 つまりはいつもの上遠野作品。

オキシジェンと名乗る男から「エンペロイド金貨」について聞いた健輔は、「無限戦士ゼロサンダー」という特撮番組で主人公を演じていた守雄たちと共に金貨を探すことになる…というのが大まかなストーリー。
健輔たちの冒険と共に、「無限戦士ゼロサンダー」のあらすじが少しずつ明かされる展開はなかなかに読ませてくれますけど、あるよね~最終回がいわくつきっていう話。 「ロボティクス・ノーツ」のガンヴァレルみたいなもんでしょうか。
で、こういうのに限って話題になっちゃうという。
それはそれとして、この「ゼロサンダー」のあらすじが結末に何か関わってくるのかというと、ネタばれになりますが、あんまり関わってこないんですよね(笑)。
もともと「ミステリーランド」という子供向けの作品として書かれたものなので、ミステリー色をあまり出さないようにしているのは理解できるけど、それにしても物足りなくないですか? 美術館にテロリストがやってくるところでようやくハラハラしてくるけど、肝心の健輔自身がその事件の蚊帳の外だし…。

☆ 章の最初の引用が通好みです(笑)。

内容についてはアレなんですが、演出がいろいろとこの作品は凝っております。
中でも章の最初の引用文。 こういうの中二病には、というかそうじゃなくてもかっこよく見えてしまうんだな、これが(笑)。 それぞれクラシック映画からの台詞の引用だったりするんですが、なぜかその中に「ガメラ2 レギオン襲来」が(笑)。 懐かしいね~。 小学生のとき見に行きました! 平成ガメラ三部作は今でも特撮ファンには評価が高いですよね。
と、そんなことはどうでもよくて、こういう演出がしてあるということは、子供向けといっても中学生になりたてとかその辺の世代を狙ってるのかな? そしてあんまり読書をしない人向け。 純粋に「ブギーポップ」シリーズのファンでも買ってみたらいいんじゃないでしょうか。
ただ西尾先生の帯に惹かれて買ってしまうと、ちょっと後悔するかも知れない内容。


総評

それにしてもこの作品を読んでいると、西尾先生が上遠野作品のどこをどう真似しているのか手に取るように分かりますな。 そして私は「ブギーポップ」シリーズにはいつ手が出るのか…。

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